暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第149話
[1/6]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
9月17日―――



5限目―――実戦技術



〜トールズ士官学院・グラウンド〜



「はいはい、注目。今日の授業内容は”特別模擬戦”よ。」

「”特別模擬戦”ですか?」

「どう考えても嫌な予感しかしませんが……」

「フン、今度は俺達に何をさせるつもりだ?」

サラ教官の話を聞いたリィンは首を傾げ、マキアスとユーシスはジト目でサラ教官を見つめ

「フフ、マキアスの推測はある意味当たっているかもしれないわね♪」

「ええっ!?」

「フム……模擬戦という言葉を使っているからには誰かと模擬戦をする事だろうな……」

「めんどうな事が起こる予感。」

「サラの事だから、絶対とんでもない相手を用意するんじゃねえか?」

「確かにサラ教官は”前科”が多すぎますからね……」

「アハハ……」

「ボクは面白かったら何でもいいよー!」

「エヴリーヌはめんどうな事じゃなかったらなんでもいいし。」

サラ教官の答えを聞いたエリオットは驚き、ラウラは考え込み、フィーとクロウの推測、ツーヤの言葉を聞いたエマは苦笑し、ミリアムは無邪気な笑顔を浮かべ、エヴリーヌは興味なさげな表情をし

「”特別模擬戦”……一体どのような模擬戦をするのだろうか?」

「かなり気になりますね……」

「今までの事を考えるととんでもない事じゃないかしら?」

ガイウスとプリネは考え込み、アリサはジト目でサラ教官を見つめた。



「あら?レーヴェさんがいらっしゃいませんが……一体どこにおられるのですか?」

その時レーヴェの姿が無い事に気付いたセレーネは首を傾げて尋ね

「フフ、レーヴェなら今日の”特別模擬戦”の”相手”を迎えに行ってるわ。」

「へ―――」

サラ教官の答えを聞いたリィンが呆けたその時



「―――待たせたな。」

後ろにある人物達を率いたレーヴェがリィン達に近づいてきた。

「あら……」

「ええっ!?」

レーヴェの背後にいる人物達を見たプリネは目を丸くし、ツーヤは驚き

「…………!」

(え――――)

レーヴェの背後にいる人物達の一人―――ランディの姿を確認したフィーは目を見開き、ランディと共にいるヴァイスの姿を見たメサイアは呆けた。



「ほう?随分と麗しい女性がいるな。もしかしてあの女性がZ組の担任の”紫電(エクレール)”か?」

「……ああ。」

ヴァイスはサラ教官の容姿に驚いた後レーヴェに尋ね、尋ねられたレーヴェは呆れた表情で答え

「フム……授業が終わり、時間があったらお茶に誘うとするか。」

「オイこら、局長!抜け駆けは許さないぞ!俺も後で声をかけようと思ってた
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ