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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第149話
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つめ
「人気者ですね、エリィさん。まさか外国の士官学院の人達までエリィさんを知っているなんて驚きです。」
「フフ、人気者なのはおじいさまとお姉様よ。」
二人の反応を見たティオに視線を向けられたエリィは苦笑した。
「……?げげっ!?本当にいやがった……!なんでお前が士官学院なんかにいるんだよ!?」
「?どうしたんだ、ランディ。」
一方フィーに気付いたランディは疲れた表情で声を上げ、ランディの様子に眉を顰めたロイドは不思議そうな表情で尋ねた。
「それを言いたいのはむしろわたしの方。”闘神の息子”が警察にいるなんて、今この目でも見ても信じられないね。」
「うっせ。その呼び方は止めろっつーの、”西風の
妖精
(
シルフィード
)
”。」
フィーの指摘にランディは疲れた表情で答え
「ええっ!?」
「じゃあ、彼女が……」
「話にあった”西風の旅団”の元猟兵ですか………」
ランディの言葉を聞いたロイドとエリィは驚き、ティオは真剣な表情でフィーを見つめた。
「なっ……ならば、あの赤毛の者がフィーの話にあった……」
一方ランディの事を知ったラウラは驚きの表情でフィーに視線を向けたが
「ハイハイ、時間も押しているんだし、私語は後にして、全員軽く自己紹介をしなさい。」
サラ教官が手を叩いて中断させた。そしてサラ教官に促されたリィン達はそれぞれ軽く自己紹介をした。
「は、話には聞いていたけど、改めて見ると凄いメンツだな……」
「そ、そうよね。”貴族派”と”革命派”の主要人物の関係者に加えて”ラインフォルトグループ”の会長のご息女や”鉄血の
子供達
(
アイアンブリード
)
”までいるものね……」
リィン達の自己紹介を聞き終えたロイドとエリィは冷や汗をかいて苦笑し
「……まあ、”影の国”の時のメンバーと比べれば大した事はないかと。」
「非常識な体験をしてきたティオすけは黙ってろ!―――それで”
紫電
(
エクレール
)
”のお姉さん!俺達は誰を相手にすればいいんッスか?まさか全員じゃないッスよね?」
静かな表情で呟いたティオに突っ込んだランディはサラ教官に視線を向けて尋ねたが
「フフ、お望みなら全員にしておくかしら?”闘神の息子”のアンタなら、プリネ、ツーヤ、エヴリーヌの3人を除いた全員なら互角か、それ以上に戦えるんじゃないかしら?」
「いやいやいや!?1対11とか、完全に苛めじゃないッスか!つーか、その名前で呼ぶのもマジで勘弁してくださいッス……」
口元に笑みを浮かべたサラ教官の問いかけに慌てた様子で答えた後疲れた表情で指摘した。
「さてと。互いに自己紹介を終えた事だし、そろそろ始めていいか?」
「ええ、お
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