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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第149話
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…………」

ヴァイスが自己紹介をするとリィンは真剣な表情でヴァイスを見つめ

「それでプリネ姫、ツーヤ。早速聞きたいんだが並行世界の俺の娘とやらと契約している奴はどいつだ?」

ヴァイスはプリネとツーヤを見つめて尋ねた。



「ええっ!?じゃ、じゃあ貴方が……!」

「メサイアさんの……」

「まあ……」

ヴァイスの言葉を聞いたエリオットとエマ、セレーネは驚き

「?”黄金の戦王”がメサイアの事を知っているって事はもしかしてツーヤ達が”特別実習”でクロスベルに行った時にメサイアの事を”黄金の戦王”に教えたの?」

「ええ、並行世界とは言えヴァイスさんの娘ですから知らせておくべきかと思いましたので。」

ある事に気付いたフィーに尋ねられたツーヤは頷き

「メサイアさんと契約しているのはそちらの黒髪の剣士―――リィンさんですよ。」

プリネはリィンに視線を向けた。



「なるほど、お前が……―――とりあえずメサイアをこの場に呼んでくれないか。一度話をしてみたい。」

「………………わかりました。―――メサイア!」

興味ありげな表情をしているヴァイスの言葉にリィンは静かな表情で頷いた後メサイアを召喚した。




「彼女が局長の……」

「綺麗な方ね……」

「うおっ、清楚な雰囲気をバリバリ出している美人のお姉さんじゃねえか!このリア充野郎が……!」

「ランディさんは少し黙って下さい。」

メサイアを見たロイドは驚き、エリィは呆け、ランディは悔しそうな表情でリィンを睨み、ティオはジト目でランディに注意した。



「これは驚いた……亜人族である事を除けばかつて俺がメルキア皇帝であった時に娶ったマルギレッタが産んだ長女―――”メサイア”と瓜二つだな。」

「え、えっと、その…………貴方の事は何とお呼びすればよろしいでしょうか?その……私は貴方の娘ではありませんし……」

ヴァイスに見つめられたメサイアは戸惑いの表情でヴァイスを見つめて尋ねた。



「普通に父親呼ばわりして構わんぞ。世界は違えど、お前が俺の娘である事は間違いないのだからな。」

「え…………ほ、本当によろしいのでしょうか?私は妾の娘ですし……」

「ん?その言い方からするとまさか並行世界の俺とやらは自分の娘であるにも関わらず、お前に肩身の狭い生活を送らせたのか?」

戸惑いの表情で問いかけたメサイアの言葉を聞いたヴァイスは首を傾げた後真剣な表情で問いかけた。

「い、いえ。産まれが特殊な私に対しても皇族としてそれなりの待遇にしてくれた上、娘としても扱ってくれました。」

「”産まれが特殊”…………?―――なるほど、今の言葉で俺とマルギレッタ
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