暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜成竜セレーネの想い〜後篇
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レーヴェの推測を聞いたプリネは冷や汗をかいた。
「フフ……―――これからもよろしくお願いしますね、皆様♪」
そしてセレーネは嬉しそうな表情でリィン達を見回して微笑んだ。
〜数日後・聖アストライア女学院〜
「エリス、わたくし達の愛しのリィンさんからの手紙、早く読んでくださいな♪」
「もう……いつも思うのですが、何故私宛ての手紙を姫様が知りたいのですか……姫様も兄様と文通をなさっているのに……」
数日後、リィンから届いた手紙の内容を読むように急かすアルフィン皇女の行動にエリスは呆れ
「ふふっ、その代わりわたくし宛てに来たリィンさんの手紙をエリスにも聞かせてあげているでしょう?」
「……そうですね。文通の頻度が私や姉様より少々多いのは気になりますが。」
笑顔で答えたアルフィン皇女の言葉を聞き、ジト目でアルフィン皇女を見つめた。
「そのくらいは別にいいでしょう?リィンさんに恋する女性の中でわたくしが一番不利な状況なのですから。」
「ハア…………それじゃあ、読みますよ?あら?手紙以外にも何か入っていますね。これは……写真?」
アルフィン皇女の答えを聞いたエリスは溜息を吐いて気を取り直した後便箋の中に入っている写真に気付いた。
「まあ………とても綺麗な方ね。あら?でもこの方……どこかで見たような??」
写真に写っている成長した姿のセレーネを見たアルフィン皇女は目を丸くした後首を傾げ
「…………―――え。ひ、姫様。兄様の手紙によるとその写真に写っている女性はセレーネだそうです。」
「ええっ!?た、確かに言われてみればセレーネさんの面影を残していますが……」
手紙の内容を読み終えたエリスの話を聞いたアルフィン皇女は戸惑い
「兄様の手紙によるとセレーネは竜ですから、成長した際に大人に急成長した、と書いてあります。」
「そうなのですか……さすがは伝説の存在ですわね。フフ、それにしてもエリス。妹分と思っていたセレーネに女性としての魅力は一気に追い抜かれてしまいましたわね♪」
「…………お言葉ですが、兄様の傍に魅力的な女性が現れた事は姫様にとってもよろしくない情報だと思われるのですが?」
からかいの表情のアルフィン皇女の指摘に顔に青筋を立てたエリスは微笑みながらアルフィン皇女に反撃した。
「確かに言われてみればそうですわね。こうなったら今の状況を挽回する為にも既成事実を作った方がいいかもしれませんわね。」
エリスの反撃に困った表情をしたアルフィン皇女は真剣な表情になって考え込み
「ひ、姫様!?お考え直しください!」
アルフィン皇女の答えを聞いたエリスは慌てた。
「うふふ
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