3話 空耳は感違いが多い
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「形成……ダーインスレイヴ」
空の左手には鞘に収まっている西洋剣…ダーインスレイヴが現れた
「人間がそんな棒切れで勝てるか!死ねええ!」
自らの力に自信があるのか人間を見下してるのか或いは両方なのか…この化け物は手持ちの武器に力を加えるが武器は微動だにしない
空は少し笑いながらある歌を口ずさむ
「血、血、血、血が欲しい…ギロチンに注ごう飲み物を」
それは女神が口ずさむ断頭のリフレイン、今このリフレインは、空にとって自己暗示
何故なら
この歌だけ見ればこの剣と祈っている事は同じなのだから
「ギロチンの渇きを癒すため、欲しいものは…血、血、血……」
方や
空はそう自己暗示を掛けた後、ダーインスレイヴの柄に手をかけ
しゃりん!
そんな金属が擦れる音が聞こえた
「…………?はっ、ハッタリだな!どんな手品を使ったかは知らな……え?」
その後、化け物が見たのは地面に伏している自分と下半身だった
「すごい切れ味だな、コレ」
空は抜剣したダーインスレイヴの切れ味に関心し、刀身を初めて見た、紅くも透き通るような色の赤色の刃
それが吸血、不癒の能力を持ち、魔剣の代名詞と言われるダーインスレイヴの刀身だ
空はダーインスレイヴについた血を振り払おうとしたが
「あ、血を吸うんだっけか?」
はっ、と思い出したかのように血を振り払わずに上半身と下半身が泣き別れになっても生きてる化け物を見た
「何が……一体何があった……このバイザー様が人間なんぞに……」
バイザー?何所かで聞いた事があるような……まぁいいや
「お前らさ…本当に人間舐めすぎだぜ?何か最期に言い残す事は?」
「………殺せ」
「意外と潔いね…でも死ね」
空は唐竹割りでバイザーを真っ二つにした、背後に聳える下半身と共に、すると血はダーインスレイヴの刀身目掛けて集まり吸収される、血の量に満足したのかダーインスレイヴは勝手に鞘に収まり、魂も吸収されていった
「うわ〜顔面破壊とは……えげつな」
ルサルカはその光景に少し引いているようだが空は
ドクン………
・
あはは、面白いねぇこの俺はいつまで、んな下らないものにいつまで固執してんだよモット楽しめよ……なぁ?
「……?ルサルカ何か言ったか?」
「ええ、貴方の殺し方がえげつないって言ったのよ…どうする?屍体の処理とか?」
「そだな……良かったな〜フェン明日から骨つき肉だぞー」
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