第十二話 竜王の刃、暴風の再来
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?一時的だろアレは!!」
フィアナとの口喧嘩をしていると、銀髪の男がクレイを連れて近付いてきた。
「よぅ、お疲れさん」
「クウト君、お疲れ」
銀髪の男は笑い、クレイは笑顔で俺を迎えた。
「それにしてもお前さんも隅に置けないな。こんな可愛くて献身的な彼女がいるなんて、羨ましいぞこのやろう」
「か、彼女じゃないです!!でも、クウト君が望むならなりたいけど……」
後半は声が小さくて聞こえなかったが、クレイの何時ものことなので無視する。
「彼女じゃなくて大切な奴です。こいつは」
クレイを引き寄せて言う。
「俺の命と引き換えてもクレイを守る。それが今の俺の生きる意味です」
そう言うと、銀髪の男がちょっと微笑んだ。
「んじゃ、俺は帰るわ。後は宜しくやんな!」
銀髪の男は言うと、目の前から消えてしまった。
まるで、最初からそこに居なかったかのように。
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