機動戦艦ナデシコ
1321話
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トで30機程しか一度に転移出来ない。
ニヴルヘイムはおろか、シロガネも転移するだけの余裕はない。
そうなると、もしシロガネを出す時は俺がホワイトスターに行って空間倉庫に収納する必要があるか。
「ま、いい。取りあえずその辺は後々考えるとして……俺は高みの見物と行くか」
呟き、空間倉庫のリストからニーズヘッグを選択してそこに乗り込み、機体を起動させていく。
既にメギロートが姿を現している以上、今回の戦いでのこっちの勝ちはほぼ決定済と言ってもいい。
だとすれば、次にやるべきはメギロートやイルメヤ、シャドウといった無人機が木星蜥蜴を相手にどれくらい戦えるか。
後はその無人機をどれだけ鹵獲出来るか、か。
幹部陣の機体もそのうちやってくるだろうし、俺は特に何をする必要もない。
いや、いざという時の為にこうして準備はしてるんだけどな。
「機体の様子は……問題なしだな。さて、メギロートがどれだけ俺の期待に応えてくれるのかを楽しみにさせて貰うとするか」
テスラ・ドライブを使って機体を空中へと浮かばせると、ナデシコからエステバリスが発進しているのが見えた。
向こうも出撃してきたか。
ただ、出来ればエステバリス隊にはあまり無理をして欲しくはない。
折角火星まで無傷で来たんだから、出来れば生きて地球まで帰してやりたいと思う。
そんな風に考えながら、空中に浮かび上がって研究所の周囲を様子を確認する。
そうして見えてきたのは、艦長が言ってたようにネルガルの研究所を中心にして包囲を敷いている木星蜥蜴の無人機の集団だった。
……俺達をここから逃がさないという意思を感じるのは、俺の気のせいか?
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