機動戦艦ナデシコ
1321話
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為に出撃させるにも相応に手間が掛かる。
今回の迎撃戦で使うのは無理だろう。
「分かった、すぐに戦力を集めてくる。量産型Wにアクセルが言っていたように、メギロートやイルメヤ、シャドウは出せるようになったらすぐに出す」
そう告げると、2人はゲートを使ってホワイトスターへと向かって転移していく。
それを見送り、改めてここに残っている量産型Wへと視線を向ける。
「ここに敵が近づいてきている。勿論攻撃を許すつもりはないが、もし万が一があった場合はゲートの死守、それが不可能なようならゲートを破壊しろ。木星蜥蜴にゲートを与えるといった行為は絶対にするな」
「了解しました。このゲートは死守します」
まぁ、ゲートはこれが唯一絶対の物って訳じゃないから、最悪の場合は壊れても構わないんだが、その場合はホワイトスターとの繋がりも一時期的に消滅する事になる。
そうなれば、当然向こうとの時差にも影響が出てくる可能性が高いんだよな。
その辺を考えれば、取りあえずこのゲートは守っておく方がいいだろう。
量産型Wの返事を聞き、ゲートを後にする。
さて、後は実働班の面々が来るまで持ち堪え……と思ったのだが、さすがコーネリア。手配が早い。
俺がゲートを後にした瞬間、転移フィールドが幾つも生み出されてメギロートが姿を現す。
……そう言えば、昨日ゲートを使ってホワイトスターと通信した際に戦力を整えて置くように言っておいたんだったな。
そのおかげで、こうも早くメギロートが姿を現したのだろう。
もっとも、その数はそれ程多くはない。
一度の転移フィールドで30機くらいずつか? そのくらい姿を現すメギロートだったが、木星蜥蜴の数に比べれば数が少な過ぎる。
いやまぁ、ゲートの周辺が100機も200機もメギロートが転移出来る程に広くないというのも事実なんだが。
「数だけで考えれば、な」
そんな俺の呟きに反応するように、メギロートは空を飛んで木星蜥蜴が来ている方へと向かって飛んでいく。
さて、木星蜥蜴はメギロートを相手にどこまで戦える?
バッタやジョロは数を揃えなければメギロートを相手にしても蹂躙されるだけだろうし、カトンボが主力となるか? 純粋な攻撃力に関して考えれば劣化ナデシコとも呼べる大型艦ならメギロートを倒せるんだろうが。大型戦艦は新型だけに数がそれ程多くないというのもある。
はてさて、その辺がどうなっているのかだな。
ゲートの周辺からメギロートが消えるのを見計らい、再び転移フィールドが展開されて30機程のメギロートが現れる。
転移するのはいいんだが、ここを本格的に俺達シャドウミラーの基地として使うのであれば、ゲートの周辺にある建物を壊してもっと広くしないといけないだろう。
現状だとメギロー
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