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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第147話
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考えれば中止になってもおかしくない。」
ラウラ、ガイウス、アリサの話を聞いたマキアスは複雑そうな表情で頷いた。
「フン、別に実習に拘っているわけではないが……勝手なカリキュラム変更に納得できる訳がないだろう。……その判断に身内が絡んでいるとなれば尚更だ。」
「うーん、確かに……」
「わからなくはないかも。」
複雑そうな表情で答えたユーシスの意見にエリオットとフィーは頷き
「実際、実習に行くかどうかで準備期間も変わってきますから出し物にも影響しそうですし……確かにちょっと困りましたね。」
エマは考え込んだ後困った表情で頷いた。
「真面目だねぇ、お前さんたち。」
そしてリィン達の様子を見たクロウは苦笑した。
「ねえねえ、レーヴェ〜。3日前からプリネが公務で留守にしているけど、もしかして3日経っても帰って来ないのは”列車砲”の件?」
「それは…………」
「……………………」
その時レーヴェを見つめて質問したミリアムの質問内容を聞いたリィンは血相を変えた仲間達と共に真剣な表情になり、アリサは複雑そうな表情で黙り込み
「ガレリア要塞の件を各国に黙る代わりにエヴリーヌさんの列車砲破壊の責任を問わない件と、残りの列車砲をメンフィル帝国に贈与した事……ですね。」
「あの件には直接関わっていなくても、ケルディックの臨時領主も兼ねているプリネなら”列車砲”の配備について関係しているかもしれんな。」
不安そうな表情をしたエマの言葉に続くようにユーシスは真剣な表情で推測し
「――ああ、そうだ。プリネ皇女はエレボニア帝国から贈与された”列車砲”を配備する最有力候補の場所を知った後猛反対しているそうだからな。それが原因で、未だに学院に戻ってきていない。」
レーヴェは静かな表情で頷いて答えた。
「プ、プリネが猛反対する場所ってもしかして……」
「―――エレボニア帝国に隣接しているメンフィル領か。」
レーヴェの答えを聞いてある事に気付いたエリオットは不安そうな表情をし、ユーシスは真剣な表情で呟き
「ちなみにどこが最有力候補に上がっているの?」
フィーは真剣な表情でレーヴェを見つめて尋ねた。
「―――まず一つ目はルーレの山奥に存在する温泉郷―――ユミルだ。」
「なっ!?どうして郷に列車砲を……!」
レーヴェの答えを聞いたリィンは血相を変えてレーヴェを見つめ
「ユミルに”列車砲”を配備すれば、万が一エレボニア帝国と戦争になった際、エレボニア帝国の五大都市の一つ―――ルーレ市と”四大名門”の一つ―――”ログナー侯爵家”に甚大な被害を与える事が可能な事に加えて”ザクセン鉄鉱山”を崩壊させる事ができる
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