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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜トールズ士官学院・理事会〜
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くれたのだ。命令されてではない―――自分達で覚悟を決める形で。無謀かもしれない、軽挙かもしれない。身の程知らずかもしれない。だが私は理事長として……”Z組”の諸君を誇りに思う。」

「殿下…………」

「ほう?まさかそんな言葉が出てくるとは、正直驚いたぞ。」

「「………………」」

オリヴァルト皇子の説明を聞いたレーグニッツ知事は驚き、リウイは感心した様子でオリヴァルト皇子を見つめ、ルーファスとイリーナ会長は静かな表情でオリヴァルト皇子を見つめていた。



「―――今後、エレボニアは、いやゼムリア大陸そのものが激動の時代を迎えるかもしれない。だが、だからこそ”特別実習”の意義は大きい。激動の時代を共に乗り越える”強さ”と”手がかり”を手に入れるという意味において。そうは思えないだろうか?」

「確かに………クラス全体が成長している実感はありますね。至らぬ我が娘にどれほどの可能性が示せるかはわかりませんが。」

「はは……それを言うなら愚息も同じです。」

「我が弟も同じ―――ですがこの学院に入ったことで少しは殻を破れたようだ。」

「こちらが留学させている5人にとってもそれぞれの刺激になり、様々な”糧”を手に入れて成長している事は事実だ。」

オリヴァルト皇子に問いかけられた4人の常任理事達はそれぞれ賛成の様子を見せ、その様子を見ていたオリヴァルト皇子はヴァンダイク学院長に目配せをするとヴァンダイク学院長は立ち上がった。

「来月は”学園祭”があるため元より実習の予定はありません。今月末の”特別実習”を予定通り実施するか否か―――賛成の方は挙手を願います。」

そしてヴァンダイク学院長はオリヴァルト皇子達を見回して問いかけ、それぞれの答えを出したオリヴァルト皇子達は全員挙手した。



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