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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜運命が改変された女神の新たなる道〜後篇
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は声を上げ、リタは目を丸くして尋ねた。



「ああ。―――なるほど。アイドスが共に歩むと言っていた相手はリィンだったのか………………………………」

「あ…………」

セリカが呟いた言葉を聞いたシュリはアルゼイド子爵邸でアイドスが口にしたアイドス自身の未来を思い出して呆けた声を出し

「一体何故奴は唯の人間と契約したのじゃ?」

「フフ、それはアイドス様自身の考えだから、私達にもわからないよ。―――それより主、先程からずっと考えていますけど何か気になる事があるのですか?」

首を傾げているレシェンテの疑問に苦笑しながら答えたリタは黙って考え込んでいるセリカを見つめて尋ねた。



「いや……アイドス自身が選んだ相手であるリィンがアイドスを幸せにしてやっているのかが少し気になっているだけだ。サティアが今この場にいればアイドスが幸せに生きているかどうかをきっと気にしているだろうしな。」

(クク、口では否定している癖にアイドスを妹として認めている証拠だの。)

リタの問いかけに答えたセリカの答えを聞いたハイシェラは口元に笑みを浮かべ

「まあ……フフ、きっと大丈夫ですよ。アイドス様が選んだお相手なのですから。」

「というかサティアの姿をしているアイドスと契約したリィンとやらに嫉妬しているのではないか?大方契約の方法も”性魔術”じゃろうし。」

「クスクス、確かにそれはあるかもしれないね。―――初めてみましたよ、主が嫉妬している所なんて。」

シュリは目を丸くした後微笑み、レシェンテの推測を聞いたリタは微笑みながらセリカを見つめ

「…………別に嫉妬等していない。サティアの姿をしていても全くの別人だ。」

(ハハハハハハハッ!すぐに答えを返さなかったのが嫉妬している証拠だの!)

一瞬黙った後答えたセリカの様子を見たハイシェラは大声で笑い

(……だから、嫉妬等していない。)

ハイシェラの念話を聞いたセリカは口元を僅かにピクピクしながらハイシェラに念話に送った。





リィンと契約したアイドスも後にベルフェゴール達のようにリィンに力を分け当たえる為、時折”性魔術”を施すようになり……アイドスは愛する男性と結ばれる幸せを感じながら、リィンに自分の力を何度も分け与えていた。



また、アイドスは最終奥義を除いた”飛燕剣”の全ての剣技、奥義を習得していた為、リィンは時折アイドスに”飛燕剣”の稽古をつけてもらうと共に凄腕の剣士でもあるアイドスと模擬戦をしていつか戦う強敵との戦いに備えた。



更にリィンが”古神”であるアイドスと友好を結んだ事を知ったメンフィル帝国はリィンがシュバルツァー家の後を継いだ際、予定していた”伯爵”ではなく”侯爵”
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