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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜運命が改変された女神の新たなる道〜後篇
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れた”風の女神(リィ・バルナシア)”教との交渉にも支障が出るでしょうね……」

「謎の復活を遂げたアイドス様の存在は具体的な案を思いつくまでは秘匿した方がいいかと思われます。万が一、アイドス様の復活が世界中に判明した際、セリカ様にとっても無関係ではございませんし、かつてのアイドス様によって被害を受けたレウィニア神権国を含めた”アヴァタール五大国”の反応も気になります。」

呻き声をあげるかのような声で呟いたリウイは疲れた表情で溜息を吐き、イリーナは不安そうな表情で考え込み、エクリアは真剣な表情で考え込みながら提案した、



「ああ。―――肝心の”慈悲の大女神”はゼムリア大陸にいる為、こちらが情報の秘匿に徹していれば外部に漏れる事はないだろう。―――ペテレーネ。シルヴァンに今から緊急で話し合いたい事がある事を伝えにミルス城まで行ってシルヴァンを連れて来てくれ。」

「かしこまりました!―――失礼します。」

リウイの指示に会釈したペテレーネはその場から去り

「それにしても多くの異種族達と契約している事に加えて武器に女神が宿った事といい、リィンさん、エステルさんに似てきていますね……」

「た、確かにそうね……というか私はセリカ様がどのような反応をされるのかが非常に気になるのだけど……」

苦笑するイリーナの意見にエクリアは冷や汗をかきながら答え

「”契約”している相手の正体を考えるとむしろエステルより厄介だぞ……。――まあ、光と闇の共存を目指すメンフィルとしては”古神”の一柱と友好を結ぶ事ができたという快挙を果たしたと思えばいいか。」

リウイは疲れた表情で答えた後気を取り直して真剣な表情になった。



〜数日後・クロスベル市・アカシア壮〜



「――帰ったぞ、シュリ。」

数日後いつものように遊撃士協会の仕事を終わらせたセリカはリタとレシェンテと共に自分が借りている部屋に戻り

「お帰りなさいませ、ご主人様。エクリア様より便りが届いております。」

「エクリアからだと?―――すぐに読もう。」

シュリからエクリアからの手紙を手渡されてその場で読んだ。



「……………………何?アイドスがリィンと”契約”しただと?」

(リィンというと……レグラムでお主が”飛燕剣”を教えた黒髪の小僧か。アイドスは一体何を考えているのだ?)

手紙の内容を読み終えたセリカは一瞬固まった後すぐに我に返ると眉を顰め、ハイシェラは考え込み

「ええっ!?ア、アイドス様がですか!?」

「何!?一体何故そんな事になったのじゃ!?」

「リィンさんというと……確か主が”飛燕剣”を教えたという方ですよね?」

セリカが口に出した驚きの内容を聞いたシュリとレシェンテ
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