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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜運命が改変された女神の新たなる道〜前篇(6章開始)
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当然の事をしただけだし。」

アイドスに突如お礼を言われたエステルは戸惑った後苦笑しながら答え

「……世界が貴女のような”人”で満ち溢れていれば、争いのない世界になっていたのでしょうし、貴女のような”人”と出会っていれば私もかつてとは違う道を歩んでいたでしょうね……」

「アイドス……」

エステルの答えを聞いた後静かな表情で呟いたアイドスの言葉を聞いたパズモは複雑そうな表情でアイドスを見つめた。



「えっと……アイドスさんはこれからどうするつもりなの?」

「フフ……――私も”人”を良く知る為に、貴女のように多くの”絆”に溢れた”人”と共に行動するつもりよ。」

エステルに尋ねられたアイドスは優しげな微笑みを浮かべて答えた。



「へっ!?ちょ、ちょっと待って!まさかアイドスさん……!」

「―――私のように”人”と”契約”するつもりですか?」

アイドスの話を聞いてある事を察したエステルは驚き、フェミリンスは尋ね

「ええ。そしてできる事ならいつかその人には私の”使徒”になってもらいたいと思っているわ。」

「”使徒”というと……」

「エクリアさん達みたいな人になってもらうって事だよね?」

「……一体誰と”契約”するつもりなの?」

アイドスの説明を聞いたヨシュアとミントは考え込み、パズモは目を丸くして尋ねたが

「フフ、近い内に必ずわかる時が来ると思うわ。―――それじゃあね。アストライアお姉様の事、よろしくね。」

「ちょっ、アイドスさん!?」

アイドスは答えを誤魔化してその場から去って行った。



「行っちゃった……」

「どうする、エステル?今なら追いつけるけど。」

アイドスが去って行く様子をミントは呆けた様子で見守り、ヨシュアはエステルに尋ねたが

「ううん、いいわ。何となくだけどまた会えるような気がしてきたし。」

エステルは静かな笑みを浮かべて首を横に振って答え

「フフ、もしかしたらエステルに宿っているサティアの魂が告げているのかもしれないわね。」

「……そうかもしれませんわね。」

エステルの答えを聞いて優しげな微笑みを浮かべるパズモの意見にフェミリンスは静かな笑みを浮かべて頷いた。



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