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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜運命が改変された女神の新たなる道〜前篇(6章開始)
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」
「セ、セリカさんに妹って……全然想像できないな……」
「そうかな?それを言ったらフェミリンスさんの場合、エクリアさんやプリネさん達にとって凄い昔のお祖母ちゃんじゃない!」
「そこで何故私を引き合いに出すのですか……」
アイドスがセリカを”兄”呼ばわりした事に驚いたエステルだったがすぐに納得し、ヨシュアは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、首を傾げたミントの話を聞いたフェミリンスは呆れた表情で指摘した。
「クスクス、
他人事
(
ひとごと
)
みたいに言ってるけど、貴女にとっても他人事じゃないわよ、エステル。だって、貴女は未来の私の”お母様”なのだから。」
「え”。」
「ええっ!?」
「なっ!?」
「た、確かにサティアさんを産む事が決まっているエステルはアイドスさんにとってもある意味”母親”になるけど……」
「遥かに年下の娘を”母”呼ばわりする女神なんて、前代未聞ですわ……」
アイドスに微笑まれたエステルは表情を引き攣らせて呆けた声を出し、ミントとパズモは驚き、ヨシュアは苦笑し、フェミリンスは呆れた表情で呟いた。
「フフ、これからは親娘として仲良くしましょうね、お母様。」
「な、なななななな、何でそうなるのよ!?というかサティアさんの姿や声であたしを母親扱いしないでよ〜!滅茶苦茶違和感を感じるし、第一あたしは子供どころか結婚もまだなのよ!?」
「そんな……お母様ったら酷いわ……今まで孤独に生きて来た私にもようやく親娘という”絆”ができたと思ったのに、会って早々いきなり否定するなんて……」
「ちょっ、そんなつもりはないわよ!?というかアイドスさん、あたしをからかっているでしょう!?もしかして”影の国”で戦った時の仕返しのつもり!?」
悲しそうな表情をしているアイドスを見たエステルは慌てた様子で答えた後ある事に気付いてアイドスをジト目で睨み
「え、え〜と……」
「ねえねえ、パズモさん。アイドスさんって昔からああいう性格なの?」
「そんな事を私に言われてもわからないわよ……アイドスがどういう人物であったのか、サティアに尋ねた事もないし……」
「ハア……エステルに会いに来た理由はまさかそのような下らない理由ではないでしょうね?」
その様子を見守っていたヨシュアは冷や汗をかいて苦笑し、ミントに尋ねられたパズモは疲れた表情で答え、溜息を吐いたフェミリンスは呆れた表情で問いかけた。
「フフ、そうね。それじゃあそろそろエステルに会いに来た一番の目的を果たしましょうか。―――私のせいで引き裂かれたお姉様とセリカを救ってくれてありがとう、エステル。」
「へっ!?べ、別にお礼を言われる程の事はしていないわよ〜。あたしは人として
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