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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第46話
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〜ブライト家・エステルの部屋・深夜〜



ガチャン。



「………あ…………」

何かの物音がし、エステルは目を覚まして、ベッドから起き上がった。

「今の……扉の音よね……。………………………………」

そしてエステルはベッドから降りた。

「……ン…………。……ふぇ……。おねえちゃん…………どうしたのぉ……?」

その時、エステルと一緒に眠っていたティータは眠そうな目でエステルに尋ねた。

「ごめん、起こしちゃったね。戸締りが気になったからちょっと確かめてくるわ。すぐに戻るから眠ってて。」

「……んぅ……わかった……。おねえちゃん…………はやく戻ってきてね……」

エステルに言われたティータは可愛らしい笑顔を見せた後、また眠り始めた。

「ふふっ……可愛い。うーん、なんだが無性にホッペをつつきたくなるわね。……おっと、イカンイカン。」

ティータに布団をかけ直したエステルは自分の部屋を出た。

(シェラ姉かクローゼ、お母さんの誰かだと思うんだけど……。一応、戸締りも確かめよう……)

そしてエステルはまず、クロ―ゼとミントが一緒に眠っているヨシュアの部屋に向かった。



〜ヨシュアの部屋〜



「すー……すー……」

「くー………くー………」

エステルがヨシュアの部屋に入ると、そこにはヨシュアが使っていたベッドにクロ―ゼとミントが仲良く眠っていて、安らかな寝息を立てていた。

「よく寝てるみたい……。ふふ、クローゼってばヨシュアの部屋に案内したら慌てまくってたわね……。ちょっと可愛かったかも。」

エステルはクロ―ゼをヨシュアの部屋に案内した時の様子を思い出して、静かに笑った。

「……ン………。……先生……みんな…………私は………………どうしたら…………。………………………………。すー……すー……」

「クローゼ……。……お互い、頑張ろうね。」

「わあ………ママとお祖母ちゃんが……作った…………オムレツだぁ………どっちから食べようかな…………くー……くー……」

「あはは……ミントは相変わらず、卵が好きね………(というか、前にも同じ夢を見ていたようだけど、結局どっちを選んだのかしら?って!いけない。戸締りを確認しようっと。)」

そしてエステルは1階のリビングに向かった。



〜リビング〜



「………………………………」

エステルが1階に降り、リビングに向かうとそこにはシェラザードが真剣な表情でタロットカートを並べていた。

「シェラ姉……」

「あら……エステル、どうしたの?」

エステルに話しかけられたシェラザードは驚いた後、尋ねた。

「うん、物音がしたからちょっ
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