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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第44話
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可能性も非常に高く、それをお前達が調べている訳だな。」

「そ、そこまで見抜くとは………」

「そんなに詳しい説明はしていなかったのに………さすがですね………」

リウイの推測にエステルとシェラザードは驚いた。

「……………『結社』が何を考えているか知らんが……俺達にも刃を向けるというのなら振りかかる火の粉は、はらうのみ。どうやら、新たな戦いの時が近いようだな………」

「あはは………メンフィルからしてみれば、『結社』も大した事ないかもしれないわね。」

リウイの言葉を聞いたエステルは苦笑しながら言った。

「何か勘違いしているようだが、俺は敵対する者には例えどんな者であろうと油断や慢心はせん。……こちらも『結社』とやらに備えておく必要があるな。」

「ふふっ………ねえ、父様。『執行者』や『結社』に属する者をたくさん殺せば、褒めてくれるかしら?」

「あ〜。それ、レンが言おうとしていたのに、セオビットお姉様ったらずるい〜。」

「ハア………お前達、客人達の前でそういう会話はやめておけ。」

(な、なんか物騒な会話になって来たわね……)

(”覇王”達が敵になれば、『執行者』達も哀れよね………)

(あ、あはは………けど、リウイ陛下達と協力する時が来るのも近いかもしれませんね。)

(フム。という事は麗しきメンフィルの姫君達や目の前にいる聖女殿達と戦う時が来るという訳だね……フフ、その時が楽しみだよ♪)

(えへへ……その時はツーヤちゃんとまた一緒に戦えるからミント、楽しみだな!)

セオビットやレンの物騒な会話にエステルは冷や汗をかき、シェラザードは今まで出会った執行者が哀れに思えて来て、クロ―ゼやオリビエ、ミントはそれぞれさまざまな気持ちを持っていた。

「ふふっ。何はともあれ戦いの時が近いようね。……父様。戦の勘を取り戻すためにミルス周辺の魔物共を狩って来るわね♪この辺の雑魚だと、あまりにも弱すぎて話にならないもの。」

「あ、レンも!」

「………好きにしろ。」

「はーい♪早く行こう、セオビットお姉様♪」

「ふふっ………どちらが狩った数が多いか、また勝負しましょうか。」

そしてセオビットとレンは楽しそうに会話をしながら部屋から出て行った。

「なんか2人共、凄く仲がいいわね……まるで姉妹みたい。」

レン達が去った後、エステルは唐突に呟いた。

「どこか共感する部分があるのだろう。それで?今日の用はもう、終わりか?」

エステルに答えたリウイは尋ねた。

「あ、うん。………あ。それとは別に一つ聞きたい事があるんだけど。」

「エステル?」

「ママ?

「一体何だ?」

エステルの言葉に心当たりがないシェラザードやミントは
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