外伝〜真の守るべきもの〜中篇
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からして、本来貴方は私を滅する側でしょう?」
見られたリタは電磁ネットを槍で薙ぎ払った後、首を傾げてワジを見た。
「へえ………まさか見破られるとは思わなかったよ。けどまあ、今の僕は別件があるし、君からは清浄な気配しかしないし、そんな事はしないよ。」
リタの言葉を聞いたワジは驚いた後、口元に笑みを浮かべて言った。
「……そうですか。協力、感謝します。」
ワジの答えを聞いたリタは頷いた後、ワジと並んだ!
「クッ………このっ!」
自分達の劣勢を悟ったのか1人の警備隊員が背後からプリネを襲った!
「!!」
「オイ!」
警備隊員の攻撃に気付いたプリネは身構え、ランディは警備隊員を睨んで叫んだその時
「…………!」
「グアッ!?」
今まで微動だにしなかったパラスケヴァスが巨大な槌を振るって衝撃波を発生させ、プリネを襲おうとした警備隊員を吹き飛ばした!
「え……!?」
パラスケヴァスの攻撃を見たプリネは驚き、パラスケヴァスを見ると、パラスケヴァスは巨大な槌を構え、戦闘態勢に入っていた!
「全く……ようやく戦う気になったのですわね!遅いですわよ!」
その様子を見たフィニリィは溜息を吐いた後、口元に笑みを浮かべてパラスケヴァスを見た。
「この……よくも……!」
仲間がやられるのを見た警備隊員は銃を構えたが
「……グルル!」
「ギャアッ!?」
さらにそこに突如、白と青の毛皮を持つ大型の狼が警備隊員を襲い、そして!
「ウオオオオオオン!!」
「「「ウワアアアア!?」」」
狼は遠吠えをして、警備隊員達を怯ませた!
「……………………」
そして狼はパラスケヴァスを守るかのようにツーヤ達と並んだ!
「え……!?あなたは一体…………」
ツーヤは自分達と並んで、戦いの構えをしている狼に驚き、尋ねた。
(我の名はツァイト……竜の娘よ………我も助太刀させてもらおう………)
「………何故、あたし達を手伝ってくれるんですか?」
(フ……”女神に遣わされた者”として参加させてもらうと言っておこう……女神もきっと、そう望むだろうしな………)
「え………?」
狼――ツァイトの念話にツーヤは首を傾げた。
「(プリネ……どこかで聞いた名だな………闇夜の眷属……プリネ…………!?まさか!不味い!このまま戦い続けてはクロスベルが………!)全員、ただちに攻撃をやめ……」
「クッ………総員、怯むな!なんとしてもあの怪物を退治するわよ!」
「イエス、マム!」
プリネの名を聞き考え込んでいたダドリーはある結論に到り、焦った後全員を止めようとしたが、時既に遅くミレイユの号令によって戦闘を
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