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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜真の守るべきもの〜中篇
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達が悪者だな。……けど、それでもこっちは退けねえんだ。悪いが久しぶりに本気を出させてもらうぜ!」

一方プリネの答えを聞いたランディは不敵に笑った後、プリネから一端距離をとり、そして

「ハァァァァァァァァァ!!」

突如、大声を出して叫んだ!するとランディにすざましい闘気が籠った!

「!!」

ランディが使った戦場の叫びによって闘気を引きだすクラフト――ウォークライを使い、闘気を籠らせたランディを見たプリネは警戒した。

「いいねえ、熱くなって来たぜ!こうなりゃ、お嬢ちゃんとの戦いをとことん楽しませてもらうぜ!!」

そしてランディはスタンハルバードという重い武器を使いながらも、プリネに激しい攻撃をしていた!

「クッ………!(”力”を解放すれば、この人には勝てるけど……でも、その後があるのだから、今の状況で勝つしかありませんね……!)」

ランディと戦っていたプリネは戦況を見て、焦っていたその時!



「……洸破斬!!」

ダドリー達の後方から巨大な衝撃波が襲い、警官や警備隊員達を吹き飛ばした!

「何!?」

その状況に気付いたダドリーが驚き、攻撃が来た方向を見ると、そこには身の丈ほどある長い刀を片手に持っている頬に傷跡がある黒髪の長髪の男性が持っていた刀を構えた!

「八葉一刀流、二の型『疾風(はやて)』――」

男性がそう呟くと、男性は目にも止まらぬ速さで警官や警備隊員達を攻撃し、さらに戦闘不能にし、ツーヤとフィニリィの所まで攻撃しながら近付き、そして!

「斬………!」

ツーヤ達の所まで近付いた男性は振り向く際刀を振るって、斬撃による巨大な衝撃波を出して、ツーヤ達と戦っていた大人数の敵を吹き飛ばし、戦闘不能にした!

「す、凄い……!」

「なんて、斬撃……!ユエラが放つ斬撃とは桁違いですわ………!」

男性が放った攻撃にツーヤとフィニリィは驚いていた。

「………………………」

男性は黙って刀を構え、まだ無事な警官や警備隊員達を警戒していた。

「か、”風の剣聖”………!」

「な、なんでこんな所に………!」

「遊撃士が、それもあの”風の剣聖”が怪物の味方をするなんて、どうなっているんだ!?」

男性の登場に警官や警備隊員達は信じられない表情で見ていた。

「なっ……!マクレイン!これは一体どういう事だ!!」

男性を見たダドリーは驚いた後、大声を出して尋ねた。



「”風の剣聖”……”マクレイン”………まさか!A級正遊撃士の中でS級正遊撃士に最も近いと言われる”最強”の遊撃士、”風の剣聖”アリオス・マクレイン!?」

プリネは周りの者達が口々にした言葉からある人物を推測し、信じられない表情で男性を見て
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