外伝〜真の守るべきもの〜前篇
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攻撃をやめさせた。
「ヒュ〜。これはまた可愛い娘が勢ぞろいしているねぇ……特に黒髪の娘なんて、スタイルもあの中で際立っていいし、声をかけようかね〜。」
「ランディ先輩!こんな時にふざけないで下さい!」
プリネ達の容姿を見てだらけているランディを見たノエルはランディを睨んで注意した。
「……見た所、市民ではないようだが……関係のない者は引っ込んでもらおうか。」
プリネ達の登場に驚いたダドリーだったが、冷静な様子でプリネ達に忠告した。
「いいえ!私の後ろにいる幻獣はこの娘の知り合いです!……だから、攻撃なんてやめて下さい!」
プリネは必死な様子でダドリー達を説得しようとしたが
「……だとしても、その怪物は討伐する事は決定事項よ。悪いけど、どいてもらうわよ。」
ミレイユはプリネの説得を無視し、警備隊員達に再攻撃の合図をした。
「………仕方ありません。申し訳ありませんが、みなさんには少しの間、眠ってもらいます。ツーヤ、リタさん。力を貸してくれますか?」
「はい!」
「うん。何も危害を加えていないのに一方的に攻撃するなんて許せないもの………!」
ミレイユ達の様子を見たプリネは鞘からレイピアを抜き、ツーヤは抜刀の構えをし、リタはミレイユ達を睨んだ。
「フィニリィ。貴女はパラスケヴァスさんにどこかに逃げるよう、説得して下さい。」
「………わかりましたわ。」
プリネの指示に頷いたフィニリィは飛び上がって、パラスケヴァスの説得を始めた。
「ペルル!アムドシアス!」
そしてプリネはペルルとアムドシアスを召喚した!
「お願いします!力を貸して下さい!」
「うん!任せて!闇夜の眷属と人間が仲良く暮らしていける為にも……こんな事はあってはならないもの!」
「異世界にて奏でよう!ソロモンの一柱たる我が曲を!」
プリネに頼まれたペルル、アムドシアスはそれぞれ攻撃態勢に入った!
「あくまで阻むというのか………公務執行妨害でお前達を逮捕する。怪物の前にいる少女達を確保、そして怪物を退治しろ!」
「はい!」
プリネ達の様子を見たダドリーは部下達に号令をかけた!
「へえ………あの少女が”闇の聖女”の娘か………”姫君の中の姫君”という2つ名を持つ割には中々、勇ましいね♪それにあの魔槍に座っている少女……フフ、”彼”が彼女を見たら、どう思い、そしてどうするのかな?どちらにせよ、面白い展開だね。」
一方遠巻きに見ている野次馬の中にいたエメラルドグリーンの髪を持ち、薄い緑が入った黄色の瞳を持つ少年が口元に笑みを浮かべていた。
「…………………………」
また、建物の屋根から白と青の毛皮を持つ普通の
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