外伝〜真の守るべきもの〜前篇
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?」
「別に評判が悪いのは今更じゃねえか……」
ノエルに指摘されたランディは呆れた表情で溜息を吐いた。
「曹長の言う通りよ。これ以上クロスベル警備隊の評判を落とす訳にはいかないのも事実よ。……もし、手を抜いたら貴方の給料を半年30%カットするわよ。」
「っと。さすがにそれをされたら、困るしねぇ………本気は出すから、給料は減らさないでくれよ。」
「全く………」
ランディの様子に呆れていたミレイユだったが、気を取り直して、警備隊員達の前に立ち、またダドリーも警察官や刑事達の前に立った。
「これより、クロスベルを騒がす怪物を退治する!銃を持つ者達は湖に向かって撃ちなさい!銃を持たない者達はアーツで湖を攻撃して、怪物をあぶり出しなさい!」
「イエス、マム!!」
「………我々も警備隊員達に続け!」
「はい!」
ミレイユとダドリーの号令の元、警察官や刑事、警備隊員達は湖に向かって攻撃し始めた!
「なっ……!」
「やはり……!」
その様子を見ていたプリネは驚き、フィニリィは怒りの表情でダドリー達の行動を見ていた。
「………確か話によると、パラスケヴァス……よね?その幻獣はまだ、人に危害を加えていないんだよね?」
「ええ……!あの者は見た目からして恐ろしい幻獣に勘違いされがちですが、戦いはあまり好まない温厚な者ですわ……!なのにあんな事を……!」
リタの疑問に答えたフィニリィは怒りの表情で見続けていた。
「!!マスター!湖が!」
何かの気配に気付いたツーヤは湖をプリネ達と共に見た。すると湖は大きな水音を立て、湖から何かが現れた!
「うわあっ!!」
「あ、あれが怪物……!大きい……!!」
湖から現れた自らの身体と同じぐらいの大きさの槌を持つ巨大な幻獣――パラスケヴァスを見た警察官や警備隊員達は驚き、家屋の2倍はあるパラスケヴァスの大きさに恐れた。
「現れたわね!総員、攻撃開始!!」
「イエス、マム!!」
そしてミレイユの号令の元、警備隊員達は攻撃を開始した!
「こちらもさっさと終わらせて、それぞれの職務に戻れ!」
「はい!」
続くように言ったダドリーの号令に頷いた警察官や刑事達は銃で攻撃し始めた!
「……………………」
一方攻撃されたパラスケヴァスは反撃もせず、自分を攻撃する人間達をどこか悲しそうな雰囲気を纏わせて見続けていたその時
「やめなさい!!」
プリネ達がそれぞれの身体能力を生かし、パラスケヴァスの前に飛び込んで来た!。
「!?総員、攻撃をやめなさい!」
プリネ達の登場に驚いたミレイユは警備隊員達に攻撃をやめさせた。それを見たダドリーも警察官達にも
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