第5巻
訓練&鍛錬後のご褒美×楯無との暮らす日々
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訳で弁当組は俺らの所にでも集まれ」
女子に囲まれたとしてもいつも通りの受け答えをする事で、学食へ強制連行はしないが代わりに護衛の一人である更識姉妹が来る事となっている。で、今回は楯無の番となり、手ぶらで来た楯無であったが空間から取り出した重箱五段を机の上に置く。
「あら、準備が早いわね。それにたまには学食よりも教室で食べましょうよ、きっと楽しいわよ」
「そりゃ無論だ、楯無は他の女子らを誘って椅子も準備な」
「簪ちゃんだと学食行きだけど、私に限っては手料理だけどそれはそれでいいわね」
「そこにいる箒もこっちに来いよ」
重箱五段を準備している間、アンとマイがそれぞれの箸を空間から取り出す俺のフォローとして机上にて動き回る。今では珍しい光景ではないが、当時は大変珍しい状況だったのでな。六人程集まるが、その中に箒もいる事を確認してから俺は弁当を広げていった。
「うわ・・・・超豪華・・・・」
誰かがそう呟いたけど、俺と楯無以外のメンツらが超豪華な弁当に息を飲んだ。伊勢海老やホタテも入ってるので、ちょっとした年賀に食べる代物とされているが弁当と言うレベルではないな。
「こんな豪華なのをどうやって作ったんだ?一夏」
「ん〜?普通に早起きして作ったが、手伝いはアン達でな」
最近では誰にも出来ない事と言う類の質問して来ても、普通に誰でも出来ると言う風に返している。ここにいる生徒達も箒達もこう思ったようだが、俺はどうやら天才の部類だそうだ。
「一夏、せっかくだから私があーんさせてあげるからあーん」
「俺が作ったから本来だと逆だがまあいいとしようか、あーん・・・・モグモグ、うむ俺の手料理は最強だな」
ぱくっと開いた口に料理を入れる事だが、ピーマンの肉詰めで良い味付けと肉の旨味を絶妙に引き出している。俺自身味見はするが、それは自分自身が料理の天才とも言えるので自然的に近くにいた楯無に味見させる事が多い。今回は俺だったが周辺一帯にいる女子らの問題はそこではなく、まるで凍り付いている周囲の女子らで一瞬フリーズしたが再起動した事で騒ぎ出す。
「え、え、え〜〜〜〜!?」
「織斑さんと会長ってそう言う関係・・・・?」
「死んだ!神は死んだ!今死んだ!今死んだよ!?」
「こんな不条理が認められていいのか!否、断じて否!」
「会長ズルい!美人で完璧で彼氏持ち何て許せません!」
「お姉様!私達のお姉様が!」
一瞬何を言ってるんだが、俺と楯無は上司と部下だと言う事を完璧に忘れているな。まあ箒何て、箸を折る程の力を出して立ち上がってから刀を手に取り出す。それを察知したのか、俺と楯無のアイコンタクトだけで箒の口に料理を入れられた。突然の事に驚いていた様子だったが、椅子に座り直して
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