暁 〜小説投稿サイト〜
ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
戦車道、再び始めました。
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
私、大狩梨華は戦車道がしたくなくて、此処、大洗女子学園にやって来ました。
そんな大洗でも私を追ってくるかのように戦車道の授業が導入されて、戦車道経験者の西住みほが強制的に戦車道に入れられました。
そんなみほは初心者相手に優しく接していると聞き、私を含む公立(国立)白河女子高等学校からの転校生全員が驚いたのです。
そして私は、自分の失態のせいでみんなを巻き込んで戦車道を再びやることになりました。
そんな私たちに生徒会は、
「あんた達は本隊と一緒に行動しなくて良いから、よろしく。」
と言われたので、実質は裏部隊になりました。
また、生徒会以外の戦車道選択者には私たちのことは内緒と言うことで話が進められた。
そんなある日、生徒会より電話が梨華の所にあった。
『今度の日曜日に、聖グロリアーナ女学院と練習試合をすることになった。しっかりと来るように。』
河嶋先輩から電話で教えて貰い、少しであるが白河女子高で練習を行い、当日は本隊から離れて待機していた。
もちろん、自分達から出ていく気もなく、じっとしていた。
その場所は市街地の道路工事による通行止めになっている近くにある駐車場だった。

そして本隊には、応援としてもう一両来ると聞いていたが、生徒会の話によると、危険に陥らない限りは助けに来ないらしい。
誰が応援なのかは判らないが、生徒会が呼んだのだからいても関係のないだろうと思っていた。
試合が始まりみほ達はアニメ通りに囮をやっていた。
「後少しで敵戦車が確認できるはずです。」
沙織が各戦車に通信を入れた。

それを聞いた裕香は、
「梨華隊長、我らが本隊は聖グロリアーナ女学院に待ち伏せをするようですがどう思いますか?」
「大洗の戦車が待ち伏せた所で実力差があるので、結構厳しいんじゃないかな。」
「どうしますか、隊長。応援に行きますか?」
「いいや、あえて行かないで、様子見をしようよ。もしかしたら勝つかも知れないから。それに今のみほの実力を見たいからね。」
「了解しました。」
「さやねは何時でも出せるように準備しておいて。」
「はい。」
「亜依は弾を装填しておいて。絵里は敵戦車が確認できたら撃っちゃって。」
「「はい。」」
すると通信で、
「生き残っている戦車は私たちに着いてきてください。移動します。」
一息を開けて、
「もっとこそこそ作戦を開始します。」
と言ってきたが、梨華達は何も動かなかった。
「審判に確認したところ、現在、大洗の戦車は私たちを除き4両とのことです。」
「結構頑張っていますね。」
落ち着きながら話をしていると、そこに残念なお知らせが入ってきた。
「梨華隊長、大洗の戦車は残りみほたちと生徒会だけです。」
「隊長、こちらに大洗の戦車が一両、聖グロリアーナの戦車が4両向かってきま
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ