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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第一話 昇格試験 出会った三人
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どうやらオレの考えが伝わったらしい。

歳は変わらないのに、頭の回転は早いな、ティアナは。

「んじゃそれで行ってみよー!」

スバルがグッと右手を振り上げた。いいね、そのノリ。

「おう!」

オレもそれに乗っかって右手を突き出す。

そして……

「はいはい」

ティアナで落とした。うん、いい感じのコンビネーションだね。

「えぇー!ティア、ノリ悪いよ〜!」

スバルが頬を膨らませるが、むしろティアナが乗ってきたらどうしようかと思ったぞ?

止めるヤツがいないじゃん。

「あのね……そろそろ始まるみたいよ」

呆れていたティアナの表情が、途中から真剣な物になった。

「さて、やりますかねっと!」

オレもティアナに触発されて、十分に気合いが入った。

デバイスを握る手に力が入る。

オレも今回だけは落ちれない!オレを見出してくれた高町教導官に報いる為にも!

そして、今日出会ったばかりだけど、変に気兼ねしなくていい、この二人の足を引っ張らない為にもな!






outside

試験官のリインが、テスト内容の説明を始める。

「三人はここからスタートして、各所に設置されたポイントターゲットを破壊。
ああ!もちろん破壊しちゃダメなダミーターゲットもありますからね?
妨害攻撃に気をつけて、全てのターゲットを破壊。
制限時間内にゴールを目指してください。何か質問は?」

「あ……えーと……」

スバルがティアナの顔を見る。少し考えた後、

「ありません!」

ティアナが答えた。

「了解であります!」

アスカも、モニターのリインに向かい答える。

「では、スタートまであと少し。ゴール地点で会いましょう、ですよ!」

可愛らしく人差し指を立てて、リインはモニターを閉じる。と同時に、カウントダウンが始まった。

引き締まった表情の三人。

「レディ……GO!」

ティアナの合図で三人は走り出した。

昇級試験で出会った三人。

この三人が、いくつもの試練を乗り越えていく仲間になると言う事を知るのは、まだ先の事である。
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