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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第一話 昇格試験 出会った三人
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「直接の判断は、なのはちゃんにお任せしてるけどな」

「そっか」

はやてが見つけてきて、なのはが判断するのなら間違いはないだろう。

「部隊に入ったら、なのはちゃんの直接の部下で教え子になる訳やからな」

はやてはそう言って、スバルとティアナをアップにする。

うん、二人ともいい表情だ。

「ところで……」

そう言いながら、はやてはもう一人の受験者の男の子をモニターに映し出す。

「こっちの子は何者や?」

カクッ

その言葉に、私は思わずコケてしまった。

「あ……いや、はやてがセッティングしたんじゃないの?」

てっきりこの子もはやてが見つけてきたと思っていたので、知らないってのは予想外だった。

「いんや、知らんなぁ」

ケロッとして答えるはやて。

普通、自分でセッティングしたシチュエーションに知らない人物が混じっていたら焦るだろうに、はやては全然動じない。

それがはやての強さでもあるんだけど……少しは気にした方がいいんじゃない?

「アハハ……あれ?この子、なのはの推薦を受けてるよ」

私はアスカの資料を目にしていた時、見慣れた名前が推薦欄にあるのを見つけた。

はやても、それを見て驚く。

「ほんまや。なのはちゃん、099部隊に行った事あったっけ?」

教導職をしているから呼ばれればどこにでも行くけど、099部隊に教導しに行ってたかな?

私は暫く考えた後、以前なのはが言っていた事を思い出した。

「……確か、一ヶ月前に立ち寄った事があったって言ってたよ?099部隊だと思ったけど…」

ちょっと記憶が定かじゃない。

何となく話の流れで言っていたような気がしたんだけど……はやてもその場にいなかったっけ?

「あー、何か言ってたなぁ。でも、半日もいなかったんやなかったっけ?」

はやても思いだそうとしているのか、額に指を当てて考えている。

「うん。別の部隊に教導で行ったんだけど、間違えて099部隊行っちゃったって言ってた」

「アハハ、なのはちゃんらしいわ。あ、思い出した」

はやてがポンと手を打つ。

「そん時に、面白い子がいるって言うてなかったか?」

あ、私も思いだした。

「あぁ、言ってたね。どんな子かは聞いてなかったけど、アスカがそうなのかな?」

私は、更にアスカの資料を読み進める。すると、一つ引っかかる所を見つけた。

「あれ?この子、三ヶ月前に昇格試験を受けて不合格になってるよ」

「なんやて?」

はやてもその資料に目を通す。

再試験を受けるには再教育と再訓練を半年間行わなくっちゃいけないんだけど、なのはが推薦している。

推薦してまでチャンスを与えるのには
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