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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第一話 昇格試験 出会った三人
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99部隊所属のアスカ・ザイオン二等陸士ですね?」
「「「はい!」」」
「保有している魔導師ランクは陸戦Cランク。本日受験するのは、陸戦魔導師Bランクへの昇格試験で間違いないですね?」
「「はい!」」
「間違いありません!」
オレ達は、美少女試験官に負けないくらいに元気よく答えた。
気合いじゃ負けねぇぞ。
「はい!本日の試験官を勤めますのは私、リインフォース・ツヴァイ空曹長です。よろしくですよ!」
美少女試験官、リインフォース・ツヴァイ空曹長が可愛らしく敬礼する。
うはぁ、その手のお友達には辛抱たまらんね。オレは年上趣味だけど。
「「「よろしくお願いします!」」」
いけねぇ、いけねぇ。余計な事を考えている場合じゃない。
今回はオレ一人じゃないんだ。絶対に合格してやるぞ!
フェイトside
そろそろ試験が始まる頃かな?
私とはやては、ヘリに乗って試験会場である廃棄都市上空に来ていた。
「お?早速始まってるなぁ」
ヘリのサイドハッチを開けて、ショートカットの女性、私の親友でもある八神はやてが身を乗り出すように下を見ている。
「リインもちゃんと試験官している」
嬉しそうに笑うはやて。
娘とも言えるリインの初の試験官だから凄く心配していたけど、上手く行っているようで安心したみたいだ。
でも、そんなに身を乗り出してると危ないよ?いくら空を飛べるからって、油断禁物だよ。
「はやて、ドア全開だと危ないよ。モニターでもみられるんだから」
「はぁい」
私が注意すると、はやては素直に返事をしてハッチを閉めた。
そして、私の隣に座る。
私は、モニターに受験者の三人を映し出す。
「こっちの二人が、はやての見つけだした子達ね?」
私はモニターに映っているスバル、ティアナを指さす。
データを見る限りだと、二人とも凄く優秀。
特にスバルは身体能力も魔力もまだまだ発展途上、いくらでも鍛えられそうだ。
「うん。二人ともなかなか伸びしろがありそうな、ええ素材や」
はやては、うんうんと嬉しそうに頷く。
「今日の試験の様子を見て、行けそうなら正式に引き抜き?」
私ははやてに尋ねる。
私たちは、これから設立する新設部隊のフォワードになりそうな人をスカウトする為にここにいる。
どこかトボケているように見えて、はやての目は確かだ。
はやては、早い段階でこの二人に目をつけていたらしい。もっとも、それを聞いたのはつい最近の事だけど。
この親友は、隠れて悪巧みをして私たちを驚かすのが好きなようだ。
まあ、やりすぎてたまになのはと”OHANASI”したりもするけど
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