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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第一話 昇格試験 出会った三人
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もの調子でスバルに言ってしまった。
「だってぇ」
「だってじゃないでしょ!なんでアンタはそう緊張感がないの!あ……」
端から見たらどんな風に見えたのかな?
またもやポカンとアスカと名乗った少年がアタシ達を見ている。
でもすぐに、
「………プッ!」
圧倒されたように見ていたアスカが、急に吹き出して笑いだした。
「いや、ゴメンゴメン。試験前だってのに、緊張感無いなって思ったら、何か可笑しくなっちゃって」
謝りながらも笑いが止まらないアスカ。
思わず、アタシとスバルは顔を見合わせる。すると…
「あはは」「フフフ」
それが伝染したみたいに、アタシもスバルも笑い出していた。
outside
しばらくの間、三人は笑っていたが、やがて落ち着きを取り戻した。
「改めてヨロシク。オレの事はアスカって呼んでくれ」
アスカが右手を差し出す。
「うん、よろしくね、アスカ。私はスバル」
スバルがアスカの手を取ってニコリと笑う。
「OK、アタシはティアナよ。協力しあって合格しましょう」
ティアナもアスカと握手をした。が、アスカの出身部隊を思いだして顔を曇らせる。
(099部隊所属?あの部隊って確か…)
「一つ足りない部隊、落ちこぼれ部隊、愚連隊、不合格部隊、その他色々言われてるよ」
ティアナの表情を読みとったアスカが苦笑する。
「?」
スバルは何のこと?という表情をしている。
「あ…そんなつもりじゃ…」
バツが悪そうにティアナは言うが、表情に出てしまったかと後悔した。
ティアナは差別主義者ではない。逆に、差別する人間は許せないと言う性格だ。
ただ、099部隊に関して言えば噂程度の事しか知らず、その噂も決して品のいい物ではなかった。
だから少しくらい態度に出たとしても、ティアナを責めるのは酷と言うものだろう。
(せっかく試験前にいい感じでリラックスできたのに…アタシの所為で台無しにしちゃった…)
すぐにフォローを入れるべきだったのだろうが、どう言っていいのかが分からない。
ティアナが自分を責めていると、突然アスカが声をあげて笑った。
「気にすんなって!ウチの部隊の出来が悪いのは本当だし!オレ自信、この試験受けるの、今回で三回目だしな!」
「「え……?ええぇ!!!」」
その言葉を聞いたスバルとティアナの声がきれいにハモる。
「さ、三回目って、マジで?」
スバルが口を開け、ティアナが追撃する。
「ちょ…大丈夫なんでしょうね、アンタ!」
「マジだし、大丈夫だよ。三回目の正直って言うだろ?」
カラカラと笑うアスカを見て、ティアナは頭を
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