第五十二話 井上大佐!バイオリン重いぞ!!その六
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「君達は風俗に行くべきだ」
「それじゃあ簡単ですけれどね」
「福原とかに行けば」
二人がいる神戸のだ。
「それで普通に卒業出来ますけれど」
「風情がないじゃないですか」
「しかし実際はかなりの人がだ」
作者が思うにはだ。
「そうして卒業しているのだ」
「ううん、現実は寂しいですね」
「そんなことで卒業ですか」
「男の場合は」
「そうなんですね」
「女性については知らない」
どういった状況で卒業するかはだ。
「作者もな」
「ロマンある卒業ですかね、女の人は」
「風俗とかじゃなくて」
「やっぱり恋人とホテルで、とか」
「憧れの先輩とモーテルで、とか」
「そうかも知れない、だがどうやらだ」
ここで悪田部がさらに話す現実はというと。
「結婚してはじめての夜でというのはもうないらしい」
「結婚するまでは、ですか」
「もうないんですね」
「もう結婚するまでに既になんですね」
「そこは」
「では聞くが結婚するまでという男性はいるか」
悪田部は当然そうではない、小学生で卒業しているだけに。
「いないな」
「はい、俺達もそんなつもりないです」
「それも一切」
二人にそんな考えがある筈もない。
「というか結婚しても」
「奥さん何人もとか駄目ですか?」
「一夫多妻制」
「これいいじゃないですか」
「君達はそうした考えか」
一夫多妻と聞いてだ、悪田部は眉を少し動かして問い返した。
「一夫多妻か」
「はい、奥さん何十人いてもです」
「その何十人もの奥さんを同時にですよ」
「これ最高ですよ」
「まさにハーレムですよ」
「そうだな、しかし奥さんがいてもだ」
それでもと返す悪田部だった。
「私はこの通りだ」
「ハーレム三昧ですね」
「そうした生活を送られてますね」
「じゃあ結婚してもですか」
「そうした生活を送ればいいんですね」
「そうだ、してみるといい」
これが悪田部のアドバイスだった。
「ただしそうしたことを許す奥さんでいることだ」
「それ難しいですね」
「自分の旦那のハーレム許すとか」
「そういうことは」
「私は妻をとことんまで夜の生活を楽しませてだ」
そしてというのだ。
「納得させた」
「うわ、テクニックですか」
「そして絶倫」
「まさにその道の達人ですね」
「八条荘の主人公の親父さんみたいですね」
「どうもキャラが被っている」
何しろ同じ時期に書いているのだ、それでは当然であろうか。
「私と彼は別人だが同じだけ女好きだ」
「あっちはそれに加えて酒好きの遊び人ですね」
「破天荒っていつも書かれてますね」
「そうだな、しかし私は物事の解決に手段を選ばないが」
謀略を駆使しこれまで幾多の邪魔者を消してきた、悪田部の手によっ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ