第五十二話 井上大佐!バイオリン重いぞ!!その五
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「四十七歳にしてだ」
「遂にですね」
「一万人達成」
「そうなったんですね」
「そうだ、君達もだ」
こう二人に言うのだった。
「私の様に斬っていくのだ」
「はい、刀でします」
「俺達の刀で」
どういった刀かはあえて書かない。
「一万人斬ります」
「そうしてやりますよ」
「君達なら出来る」
是非にと言うのだった。
「頑張るのだ」
「はい、それじゃあやります」
「まずはDT抜卒業してから」
「そのうえで」
「一万人目指します」
「その様にな」
こう言うのだった、そして。
悪田部はあらためてだ、二人に言った。
「そして唐突だが今回の勝負のことが今決まった」
「作者が決めたんですね」
「それで日帝衆から果たし状が来たんですね」
「君達のスマートフォンを見るのだ」
「わかりました」
「それじゃあ」
二人も応えてだ、悪田部と同じ様に自分達のスマートフォンを出して日帝衆のホームページをチェックした。
するとだ、そこに果たし状のことが書かれていた。
「ええと、場所は西宮球場跡地」
「あそこか」
「阪急ブレーブスの本拠地だったな」
「もうなくなったんだな」
ブレーブスも西宮球場もだ。
「近鉄と一緒だな、そこは」
「前回とな」
「それでそこでか」
「俺達は今度戦うんだな」
「種目はバイオリンだ」
悪田部も自分のスマートフォンをチェックしつつ言う。
「それだ」
「バイオリンですか」
「もうネタに詰まってきててですね」
「こういうのも出してるんですね」
「苦し紛れに」
「決してのだめ何とかを見てのことではない」
実は作者はこの作品を殆ど知らない。
「何かネタはないかと考えてだ」
「とりあえずですね」
「これまで使ってなかったネタだからですね」
「これにした」
「そういうことですね」
「そうだ、何度も言うがこの作品を書いている作者はいい加減だ」
それも極めつけにだ。
「後先も何も考えずに書いているからだ」
「ネタに詰まるとですね」
「もう何でも使う」
「だから今回はバイオリン」
「そうなるんですね」
「では健闘を祈る」
悪田部は二人に言った。
「そして君達がDTを卒業出来ることを一応祈っておく」
「一応ですか」
「そうなるんですか」
「作者にそんな考えはないからだ」
それも一切だ。
「君達は未亡人と海の音が聞こえる洋館でと思っているな」
「はい、資産家の未亡人と」
「鎌倉か何処かで」
「いいですよね、このシチュエーション」
「最高ですよね」
「そんなシチュエーションは一切考えていない」
このことは一貫している。
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