第五十二話 井上大佐!バイオリン重いぞ!!その一
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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第五十二話 井上大佐!バイオリン重いぞ!!
この作品も終了が近い、だが。
主役二人は相変わらずだ、こんなことを学校の屋上で昼食のパンや牛乳を口にしながら話に興じていた。
「尾崎ナナさんいいな」
「エロいよな」
「もう結婚されたにしても」
「くるぜ」
何処にくるかはあえて書かない。
「じゃあ次はあの人か」
「あの人の写真集とDVDにするか」
「それでまた芸術鑑賞だな」
「それはいいな」
こんな話をしてだった、そのうえで。
二人でふとその屋上からフェンス越しに下のグラウンドを見てだ、昼休みの遊戯に興じている同じ学園の生徒達を見て言った。
「女の子のスカートの下はな」
「うちの学校はスパッツか半ズボンなんだよな」
「それかジャージな」
「スカートの下のジャージはな」
「もう論外だぜ」
流石にグラウンドにはそんな女の子はいない。
「膝とか太腿まで折ってジャージスカートの中に隠しててもな」
「ちょっとないぜ」
「というか絶対にないな」
「これは止めて欲しいな」
幾ら何でというのだ。
「やっぱりスカートの下は下着だよな」
「それかブルマ」
「昭和のあの懐かしい女子学生のあり方な」
「スカートの下は下着かブルマだよ」
「大抵ブルマだったらしいからな」
「下着直接じゃないしな」
どう直接かというと。
「スカートがめくれても直接は見られないしな」
「何かあっても下着は直接汚れないし」
「所謂アンスコになってな」
「尚且つ暖かい」
一枚余計に身に着けるからだ。
「だからよな」
「これだけいいんだよな」
「そのことを考えたら」
「やっぱりブルマだったんだよな」
昔の女子学生はだ。
「しかし半ズボン、スパッツの時代になってな」
「女の子は皆そっちはく様になったんだよ」
「スカートの下は半ズボンかスパッツ」
「そんなの浪曼も何もないぜ」
そこに絶望を見て言う二人だった。
「ちゃんとだよ」
「そこはブルマだよ」
それこそというのだ。
「スカートの下はそれしかないだろ」
「何でブルマ廃止したんだよ」
「下着は流石になくてもな」
「ブルマしかないだろ」
「くそっ、昔はよかったな」
「俺達が生まれる前はな」
もうそれだけ過去になっている、ブルマの時代は。
「体育の時間だけじゃなくてな」
「日常にも浪漫があったな」
「けれどそれがなくなって」
「張り合いのない世界だぜ」
「スカートがめくれてそこから半ズボンが見える」
「こんな絶望はないぜ」
想像しただけで落胆する、そんな代物だというのだ。
「アイドルの写真集とかじゃそんなのない
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