プロローグ
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2022年 11月
綺麗に整った部屋の中、ニュースキャスターがニュースを読み上げている。
「ご覧ください! 本日発売の世界初のナーヴギアを使うVRMMO《ソードアート・オンライン》を買う為に、長蛇の列が――」
ピッ
部屋の主の少年は、テレビを消し、今朝配達されてきた段ボール箱を開ける。
「ついにこの時が来たのか」
中からゲームのパッケージを取り出す。
《ソードアート・オンライン》
パソコンに読み込ませながら、彼――海原 猛はナーヴギアを頭にかぶる。
「茅場 晶彦……お前は素晴らしいものを作ってくれたよ……」
猛は、何もかもが嫌になっていた。
自ら命を絶とうかとも考えた。
しかし、彼は《ソードアート・オンライン》の存在を知り、βテストに応募し、定員1000名のうちの一人に選ばれた。
そして、彼はその世界に魅せられた。
無我夢中にプレイ時間を重ね、SAOのなかで友人もできた。
βテストの期間が終わり、その瞬間から今日のサービス開始を待ちわびていたのだ。
時計の短針はもうすぐ1時を指す頃だ。
「さて……そろそろ行こうかな」
彼はベッドに身を投げ出して、1時になったのを見計らい、つぶやいた。
「―――リンク・スタート」
《Welcome To Sword Art Online!》
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