第117話
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していた。
「まあ、実際わたし達の時も敵に操られた人がいたから他人事じゃないですよね〜?」
「全くもってその通りですねぇ。」
「そこで何で俺を見るんだよ……」
それぞれ意味ありげな笑みを浮かべて見つめるアニスとジェイドにガイは疲れた表情で指摘した。
「ああ、よく知ってるオレですら一瞬騙されかけたくらいや。お供に現れた鏡みたいなもんもかなりヤバイ呪具やったし………やっぱり敵が仕掛けたものに間違いないやろ。」
「そうなると………シスターたちの方が心配だな。先を急いだ方がよかろう。」
ケビンの話を聞いて考え込んでいたミュラー少佐は提案し
「ええ………あ、そうや。アーシアさん、さっきは助かりました。」
「え?一体何の事かしら?」
ケビンにお礼を言われたアーシアは不思議そうな表情で訊ねた。
「リースとルフィナ姉さんの偽物が現れた時、動揺していたオレをアーシアさんが一喝してくれたお陰で、二人が偽物やって判断できたのはアーシアさんのお陰ですわ。」
「アハハ……咄嗟に呼び捨てにしてしまって、ごめんなさいね。」
「いやいや、呼び捨てにしてもらって全然構いませんよ。それにしてもさっきのアーシアさんの一喝、一瞬本物のルフィナ姉さんに一喝されたように感じてビックリしましたわ〜。」
「ア、アハハ………そ、そう。(私も他人の事を言えないわね………)―――それよりも、リースさん達が心配だし、さっさと門をくぐりましょう?」
ケビンの答えを聞いたアーシアは冷や汗をかきながら乾いた声で笑った後話を変えるために先に進むように促し
「ええ、そうしましょう。」
アーシアの意見にケビンは頷き、仲間達と共に門をくぐり、先に進んだ――――
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