第117話
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の女性の話にあったジェイド中将達の仲間の人達――――”聖なる焔の光の真の友”か”最後のユリアの末裔”が封印されているんやろうな。」
「先程の女性は『彼らを解放し、彼らと共に先に進んでください』と言っていましたが、庭園に戻れない状況でどうやって解放すればいいんでしょう……?」
封印石の中に解放されている人物をすぐに解放する方法をケビンとヨシュアが考え込んでいたその時封印石が光を放った!するとそれぞれは光の球になって、そこからある人物が現れようとした。
「手に入れてすぐに解放されるなんて初めてのケースですね。」
「そうですな……女性の宣言通り、あの人は二人の知り合いですか?」
カリンの言葉に頷いたケビンはジェイドとアニスに視線を向けた。
「ええ、間違いありません。」
「後はティアが解放されたら、わたし達の方は全員揃った事になるね〜。」
ケビンの言葉にジェイドは頷いてアニスと共に光の球の中にいる人物を見つめた。すると光は消え、光の球の中から金髪の青年が現れた!
「何だったんだ、今の光は……?――――へ。」
地面に跪いていた青年は目の前にいる人物達―――ケビン達に気づくと呆け
「……旦那?それにアニスまで、いつ王宮に来たんだ??というかそいつらは一体誰なんだ??」
「そういう事は周りを見てから聞くもんだよ、ガイ〜。」
青年の質問を聞いたアニスは呆れた表情で指摘し
「周り……?…………ハアッ!?何なんだよ、ここは!?さっきまで王宮で陛下のブウサギ達の世話をしていたのに、どうなっているんだ!?」
アニスの指摘に首を傾げた青年は周囲の状況――――自分のいる場所が異空間となっている場所である事に気づくと驚き、信じられない表情で声をあげた。
「ガイ、説明を。」
「また俺かよ!?………って、それは俺の台詞だろうが!?」
そしてジェイドに説明を促された青年は表情を引き攣らせたがすぐに自分が説明を受ける側である事に気づき、疲れた表情で指摘した。
「アハハ、このやり取りも久しぶりで懐かしいよね〜。」
「仕方ありませんねぇ……と言う訳でケビン神父、説明を。」
「今度はオレかいな!?えっと………実は――――」
ジェイドと青年のやり取りを見たアニスは昔を思い出し、ジェイドに説明を促されたケビンは疲れた表情で声をあげた後青年に事情の説明をし、更にそれぞれ自己紹介をした。
「い、異世界の存在に加えて、しかもその異世界に死んだはずのラルゴが生きているって……色々と滅茶苦茶だな、オイ……」
事情を聞き終えた青年は疲れた表情で溜息を吐いた。
「まあ、ラルゴが現れた時はわたし達も本気で驚いたからガイが驚くのも無理はないね〜。」
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