第42話
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だけど……」
「それは秘密よ♪」
シェラザードに尋ねられたレンだったが、誤魔化した。
「レ、レンちゃん……”殲滅”したってまさか………」
一方ティータは信じられない表情でレンを見て尋ねた。
「うふふ、ティータは中々鋭いわね♪ティータの考えている通りレンは特務兵達を殺したのよ♪」
「ひっ………!」
「テメエ………自分が何をしたのかわかっているのか!」
「レ、レンちゃん………!」
レンは凶悪な笑みを浮かべてティータを見て、見られたティータは悲鳴を上げ、アガットはティータを庇うかのようにティータの前に出てレンを睨んで怒鳴り、ミントは信じられない表情でレンを見ていた。
「レン!あんた、人を殺すのがどれだけの事かわかってて殺したの!?」
「クスクスクス。リフィアお姉様達とお友達になったエステルがおかしな事を言うわね?新聞記者の一人と親しいエステルなら、リフィアお姉様やエヴリーヌお姉様が”百日戦役”でエレボニアと戦ってエレボニア兵をたくさん殺した事ぐらい聞いていないのかしら?」
「そ、それは………」
レンを怒鳴ったエステルだったが、レンに指摘され、ナイアルの話を思い出して押し黙った。
「第一、プリネお姉様だって、レンみたいに盗賊や山賊とかの討伐にも参加した事があるのだから、プリネお姉様も賊――人を殺した事があるわよ?」
「プ、プリネが………」
争うのがあまり好きそうでないプリネも人を殺した事がある事を知ったエステルは驚いて、放心していた。
「うふふ、そんなに心配しなくてもリフィアお姉様やプリネお姉様は人を殺すのが好きじゃないのは事実よ?………まあ、その話は置いておいて、とりあえず今回の件に対してシルヴァンお兄様――メンフィルはリベールにある事を提案する事によって今回の件に対するリベール側の反論を封じる事にしたわ。」
「………一体それは何なのでしょうか………?」
レンの話を聞いたクロ―ゼは不安そうな表情で尋ねた。
「………もし、リベールがどこかから攻められるような事があれば、リベールがメンフィルに助けを求めた時メンフィルは二度、無条件で兵を出して、リベールを助けるわ。それとアリシア女王が存命中の間は例えどんな事があろうと、同盟の破棄は行わないわ。どう?いい提案でしょう?」
「…………それは……………」
メンフィル側の提案を知ったクロ―ゼは提案の破格さを考え、リベールの為にも女王も受けるしかないであろう提案である事に気付き、暗い表情をし、俯いて何も言えなくなった。
「レン………あんた、まさかそうなる事も予想していて、こんな事をしたの?」
話を聞いていたエステルは真剣な表情でレンを見て尋ねた。
「うふふ、さすがのレンも
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