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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第42話
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しょう?」

「(………なぜ、上層部が考えている事をこの娘が……)…………ええ。それより、”協力”とは一体何の事ですか?」

レンに尋ねられたエルナンは心の中で驚きながら頷いた後、レンが言った言葉が気になり、尋ねた。

「うふふ、そんなのもちろん、レン達メンフィルが作った魔導、導力を合わせて作った人形兵器の性能のテストに”協力”してくれたお礼に決まっているじゃない♪リベールでも選りすぐりの正遊撃にして『闇の聖女』の唯一の弟子にして、『風の銀閃』。『剣聖』の娘にしてさまざまな種族と契約しているエステル。そして新米ながら活躍が目覚ましい正遊撃士、アネラス・エルフィードを用意をしてくれるとは思わなかったわ♪後で銀髪のお姉さん、エステル、アネラス・エルフィードには報酬としてレンの名義で払っておくわ♪もちろん、結構な額を払うつもりだから期待していいわよ♪」

「なっ……!あの廃坑にあたし達を来させる為にわざと特務兵達の人形をボース付近に現させたの!?」

レンの説明を聞いたシェラザードは驚いて尋ねた。

「クスクス。レンもさすがにお姉さん達が現れるとは思わなかったわよ?今、リベールの有力な正遊撃士達は王都に固まっているか、強化訓練を行っていて、ボースには有力な遊撃士がいないって知っていたから、レンは準遊撃士がチームを組んで挑んでくると思ったわよ?………まあ、レンも知らないお客様がいたのにはちょっと驚いたけど。」

「テメエ………まさか、『結社』と繋がっているのか!?」

レンの話を聞いていたアガットは背負っている武器に手をかけ、レンを睨みながら尋ねた。

「レンの話はちゃんと聞いた?『結社』って何?昨日の話を聞いていた感じ、クーデター事件の黒幕みたいだけど。」

アガットに睨まれたレンは呆れた後、首を傾げて尋ねた。

「そ、それは………」

レンの疑問にエステルは何も答えず、どうするべきか迷った。

「レ、レンちゃん……それより昨日レンちゃんがその……壊した人形や『ゴスペル』によく似た装置ってどうやって作ったの?」

そこにティータが遠慮気味に尋ねて来た。

「うふふ、ティータはやっぱりそこが気になるのね。……他ならぬティータの頼みだし、話してあげるわ。……メンフィルは”百日戦役”後、オーブメント技術やゼムリア大陸の生活を知ってある事に気付いたのよ。」

「ある事??それって何なの?」

ミントは首を傾げて尋ねた。

「ゼムリア大陸は”導力”によって、軍事、生活等に全て頼っているのだから………もし、”導力”が使えなくなったらどうなるか……わかるでしょう?」

ミントの疑問にレンは凶悪な笑みを浮かべて答えた。

「………もし、その装置を兵器として、戦争をしている国で発動させればその国は混乱し
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