第37話
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られてあるペンダントをかかげ、祈った!するとペンダントが光を放ち、2人の傷を回復した!
「ありがとう、ケビンさん!さっきはよくもやってくれたわね〜!お返しよ!光よ、槍と化して、敵を貫け!……光槍!!」
ケビンの持つ複数の味方を回復するクラフト――セイクリッドブレスを受けたエステルはケビンにお礼を言った後、魔術を放って敵にダメージを与え、それを見たケビンはボウガンに装着されてあった仕込み刃を出して、敵に襲いかかった!
「そこやっ!はぁっ!そらっ!」
仕込み刃によって敵は傷つき、そして攻撃し終わったケビンは一端離れて、ボウガンに矢を装着させ、放った!
「これでもくらえやっ!!」
仕込み刃で切りかかり、直後に矢を射る連続攻撃のクラフト――クロスギアレイジを受けた機械兵器は沈黙し、下の地面に落ちて行って、二度と上がって来なくなった!
「な、なんだったのよ、こいつら………魔獣っていうより……」
戦闘が終了し、武器を収めたエステルは自分達に襲いかかった敵の残骸を見て呟いたところを
「ああ、城の封印区画にいた人形兵器と同じみたいやね。もっともアレとは違って最近造られたものみたいやけど。」
ケビンが真剣な表情で続けた。
「それってどういうこと?」
「封印区画の人形兵器が古代遺物の一種とするなら……さっきのはオーブメントで駆動する現代の人形兵器ってところや。しかも性能は全然負けてへんみたいやね。」
「な、なるほど……。………………………………。どうしてケビンさんが封印区画のことを知ってるわけ?」
「……ギク。」
エステルにジト目で睨まれ、指摘されたケビンが嘘がばれたかのような表情をしたその時
「おい、何をしている!?」
「あ、兵士さん……」
王国軍の兵士と隊長格の兵士がエステル達に近付いて来た。
「何やら騒がしいと思ったら……。お前たち、いったいここで何をしていたんだ!?」
「ちょ、ちょっと待って!あたしたち、ここで変な機械に襲われただけで……」
「変な機械だと……?」
エステルの話に隊長格の兵士は首を傾げた。
「ああ、お騒がせしてエライすんませんでした。実は彼女、ギルドに所属する遊撃士でしてなぁ。とある連中を追って捜査中の身ってわけですわ」
「へっ?」
「遊撃士……本当なのか?」
「ほら、エステルちゃん。ブレイサー手帳を見せてやり?」
「あ、うん……」
ケビンに促されたエステルは手帳を兵士達に見せた。
「……なるほど、本当らしいな。とある連中と言ったが、一体どういう奴等なんだ?」
「それが『結社』とかいう正体不明な連中でしてなぁ。各地で妙な実験を色々としとる
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