第1章 どこかの宿
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ーツ士のバッジだ。それと職業にも、仕事の達成度に比例する、グレード(熟練度)って物が設定されている。皆が欲しがっている「最高位」のランクは、10段階で10。俺のグレードは両方5。まあそこそこってところだ。それにしても、あれだけ手広くやっているギルドなのに、この「職のグレード」だけは、ほとんど関わっていない。仕事依頼と成果の確認、そして最高位になった時のことだけだ。じゃ、決める役目は誰なのか?。それは、この「職業バッジ」自身だ。
今でも不思議なんだが、このバッジ、付けている主のグレードを自動的に判断するのか、色が変わる。全てのバッジに共通するんだが、一番下のグレード1の色が、無色、つまり、黒だ。それから、俺がギルドに確認を入れた範囲でわかっているのは、グレード2(ダークイエロー)、グレード3(黄色)、グレード4(緑)、グレード5(スカイブルー)、グレード6(青)、グレード7(紫)、それと、グレード10の最高位の色が白だって事。それだけだ。
グレード8と9は知らない。そのうち、色が変わったらギルドに聞いてみることにする。いくらなんでもそれぐらいは教えてくれるだろう。
それと、ギルドに登録する時の契約条件として、組んだパーティ全員が持っているバッジが、職の最高位、グレード10の色、白になったら、速やかにギルドに連絡し、ギルド本部(パーティを編成したところ)に戻って来ることになっている。何か重大な用件がある、とのことだ。
理由はなぜか極秘だ。ただ、契約書の中で、そこだけが一番強く書かれていたのは、印象的だった。まあ、ギルドの契約だろうがなんだろうが、最高位を目指して旅をしているのだから、あまり関係ないと思っている。ようは、そうなったら戻ればいい、それだけだ。
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