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秘密結社・きのこ研究所
第2話 報告会だよ! きのこ研究所(後編)
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北海道支部の女医のプリマです

リン:!!!

ミリアム:これはこれは、プリマ嬢、いつ見てもお美しい
プリマ:うちの所の発表内容の差し替えが間に合わなかったので、こちらの緊急回線を使わせていただきました!
ミリアム:無視かよ・・・・・・

KAITO社長:これはこれはプリマちゃん、いつも可愛いね〜。どう、本部専属の執刀医の話、考えてくれた? 改造やり放題だよ?
プリマ:考えていません
KAITO社長:相変わらず、つれないのー。でも、そこに痺れる、憧れるぅぅぅ!!! プリマちゃーん!

プリマ:リン所長すみませんでした。1時間前に、ある研究チームのスタッフが医務室に駆け込んできて、”大発見だ!” って騒ぎ立てるもので
リン:あ、あの二人は? こういう緊急時には、あの副所長二人に連絡してから私に報告するはずよ
プリマ:スタッフの話では、不在だったそうです。なんか机の上に”名物ラーメン100選”って本が開いておいてあったので、たぶん、ラーメン横町の方へ行かれたのだと思います

リン:(WRYYYYYYYN! あんの二人、帰ったらシめる!!!!)で、仕方なくあなたが?
プリマ:はい。一応研究室出ですので。そこのスタッフの説明とラボノートと成果品を拝見させて頂きました。1時間かかりましたがわかりました。確かに大発見です。報告書の説明は、私がこちらからの映像を使って行いますので、所長はすみませんがご着席になってお聞き下さい
がくぽチーフ:所長、ご着席下さいませ
リン:う、うん

 リンはまだ動揺していたが、とりあえず椅子に座った。

KAITO社長:では、報告モードにするので、プリマちゃん、厳しい事もいっちゃうよ、ごめんね
プリマ:望むところです

 こうして、プリマ女医の説明が始まった。

***

プリマ:早速ですが、今回の研究の成果は”新種のキノコ”の開発です。で、完成品はこれです

 モニターに映し出されたのは、あの虹色のキノコだった!

リン:プリマ女医! そ、それは! あの!
KAITO社長:ごめんね、プリマちゃん、そのキノコ関係の事、ここの報告前に本部病院と、あなた自身からの医師所見書類で知っているのよ。そのキノコで5人の被験者の隊員が本部病院に運ばれて、改造手術までされて、まだ入院しているのよね。それにこの話、どうも誰かが本部病院の端末にハッキングして、全部の研究所端末にある掲示板に”噂話”って形で掲載しちゃっていたのよ
リン:(ミ、ミリアムね!!)

プリマ:社長、このキノコ、もっとよくご覧下さい。液晶モニターでも違いがわかるはずです
KAITO社長:え〜、プリマちゃん、わからないy・・・・・え? これ・・・・虹色のグラデーション方向が逆・・・
プリマ:さすが社長、その通り
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