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秘密結社・きのこ研究所
第2話 報告会だよ! きのこ研究所(後編)
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リアム君、報告をお願いします
ミリアム:はい! それでは、皆さ〜ん、前の大型パネルにご注目くださーい!

 会場のカーテンが閉まって、前の大型液晶パネルに何かの映像が映った。どうやらキノコらしい

ミリアム:いつもの事ですが、扱っている物が菌体なので、取り決め通り、映像報告だけになりますので、ご了承くださいませ!

 ミリアムが両手をかざすと、何故かパネルがライトアップされた

ミリアム:結論から先に申します! これは当研究所が初めて開発に成功した、新型きのこ”饒舌ハッキリ君Type-1”で御座います!

会場:おお!
リン:な、なにー!

ミリアム:このキノコはなんと! 1個食べるだけで、改造した怪人の饒舌能力を大幅に上げることができ、歌唱光線の威力を上げるだけでなく、人間モードに変わった際の潜入捜査時に必要な”おしゃべり”の能力まで向上させる画期的なものなのです!

会場:おおお!
KAITO社長:むむ! これは!!

リン:くっ!!! こっちの事を本部から聞き出してウチを最後に廻しただけでなく、これがあるから自分の所をラス2にしやがったな〜、卑怯だぞ!!
ミリアム:リン所長、発表の途中です。質疑応答は後にしてくれませんか?
リン:ぅぅぅわかりました

ミリアム:さらに! このキノコは当たり前の機能ですが、通常隊員が食した場合、食育機能が働き、1個で約半日分の栄養をとることが出来る、画期的なキノコでもあります!!

会場:おおお!
KAITO社長:むむむ! はやく説明をしてくれないか! アカイト、ここの時間は3倍に変更してくれ!

リン:ううう、こんな事まで先読みしていたのか。これじゃ、最後のうちらはカンペキに、嫌われ者のさらし者だ・・・
ミリアム:さぁ? なんの話でしょうか?

(低いミクの声):その後、たっぷり1時間、熱気あふれる研究発表と活発な質疑応答が交わされ、KAITO社長もかなり満足げだった

 そして、ようやくミリアムの報告が終わり、司会のアカイトが報告会スケジュールに目を移した。

アカイト:えー、次は、北海道支部のリン所長、報告をお願いします
リン:は、はい・・・

 リンがいやいやで恥ずかしそうに顔を赤らめながら書類を開いた。他の所長のコソコソ声が聞こえる。

誰か:あー、あの支部の。なんだよ最後でつまんねーの用意しやがって
誰か:あ、でも、噂では本部の病院へ何人か送ったらしいから、面白そうじゃないか、いろんな意味で

リン:(っっっもう泣きたい!)

 リンは半分涙目だった。

???:(よし、頃合いだ!)

 ポチッ

 ここで突然液晶モニターに背景と人物が映し出された!

???:皆さん、突然こちらに回線を繋いですみません、
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