第34話
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ないほど仲がいいって聞いていたけど……そう言えば、エステルが正遊撃士になってから、ヨシュア・ブライトの情報が無いのが気になっていたのよね……)」
エステルの話を聞いたレンはプリネ達から聞いていた話と違う事や疑問に思っている事に内心首を傾げて、考えている事を顔に出さず、エステルに尋ねた。
「……ううん、それは平気。何年かかっても絶対に連れ戻すって決めているから。」
「それじゃあ、どうして?」
「きっと今ごろヨシュアは無理をしていると思うから……。なのに……支えてあげられないのが……ちょっと哀しいかな。」
「………………………………(ヨシュア・ブライト……確か”剣聖”が突如養子にした少年で、出身等は全て不明……その辺りが関係しているのかしら?)」
「あはは、ゴメンゴメン。こんな話、事情を知らないレンには面白くないよね。」
自分を見て黙っているレンを見たエステルは苦笑しながら謝った。
「ううん、そんなことないわ。そのヨシュアってお兄さん、本当にステキなヒトみたいね。」
「素敵ねぇ……。けっこう酷いヤツだと思うけど。あんな勝手な別れ方をして……あ、あたしの初めてを……」
「?初めて?」
「わわっ、何でもない!今日は疲れちゃったしそろそろ寝るとしましょ!」
「あ〜、ごまかした!もう、全部聞き出すまでゼッタイに眠らないんだから!」
「うう、しまったなぁ……」
その後、エステルとレンはベッドに入ってからも他愛のないお喋りをしていた。やがて、レンがうつらうつらとして穏やかな寝息を立て始めた頃……疲れの溜まっていたエステルも自然と眼を閉じ、そのまま寝息を立て始めた…………
一方その頃、エステル達と別行動で結社を調べているシェラザードとアネラスはある目的の為にラヴィンヌ廃坑を見張っていた………
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