第33話
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いたな。父上やリフィア達が君が頼んだ剣の修復の為に、旅に出た事は知っているか?」
「あ、はい。ルースって人から教えて貰いました。」
「………そう言えば、私達が居ない間の大使館の守りの指揮を執っていたのルースだったわね………」
エステルの話を聞いたファーミシルスは数か月前の事を思い出していた。
「目的を果たした父上達が最近、帰還したのだが………その際ツーヤという少女は大人――女性に”成長”していた。」
「え、えええええええ〜!?」
「数ヶ月前は子供だったのに、今は大人だなんて、いくらなんでもおかしいと思うのですが………」
シルヴァンの説明を聞いたエステルは声を上げて驚き、クロ―ゼは信じられない表情をしていた。
「私も自分の目を疑ったが事実だ。………これがその証拠だ。プリネの隣に写っているのが今のツーヤだ。」
そしてシルヴァンは一枚の写真をエステル達に渡した。
「うわっ………!プリネの隣に写っているこの人、ツーヤが大人になったら、まさに!って思うぐらいツーヤの面影がある………!」
「この間まで子供だったのに今は大人だなんて、やはり”竜”の成長の仕方は私達と違うんですね………」
「ほお〜………これはまた、とんでもない美人になったものだな。」
「おおう………!今すぐにでも、ボクの愛を届けたいよ♪」
写真――プリネとプリネの隣に写っている黒髪の女性――ツーヤを見たエステルやクロ―ゼは驚き、ジンはツーヤの容姿を見て感心し、オリビエはだらしない表情になっていた。
「フフ………それにしても母さんや私をも超えるスタイルに成長しちゃったのを見て、私も少しショックを受けたわよ。スタイルには自信があったのに、その娘ったら、私達を完全に越えちゃったもの。さすがは竜といった所ね。」
「カミ―リ姉上。種族と身体つきは関係ないと思うのですが………」
カミ―リの言葉を聞いたサフィナは呆れていた。
「し、信じられない………!と言う事はミントも成長したら、ツーヤみたいに凄く美人で立派なスタイルになっちゃうのかな……?だとしたらあたし、女として完全に負けるよ〜!ううっ……親としては成長して欲しいけど、そこまで成長されたら正直、複雑な気分よ………」
「エ、エステルさん。ミントちゃんがツーヤちゃんと同じように成長するとは限らないと思いますし、元気を出して下さい。」
ミントが成長した時の姿を想像したエステルはショックを受け、その様子を見たクロ―ゼはエステルを元気づけていた。
「その写真はプリネから私達がグランセルに来た際、君達に会うような機会があれば渡すよう、伝えられている。持っていくといい。」
「あ、ありがとうございます。ミントやティータも驚くでしょうけど、喜ぶ
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