第31話
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られていなかった現メンフィル皇帝、シルヴァン皇帝陛下ですが………さすがはリウイ皇帝陛下の血を引くご子息と言った所でした。礼儀正しい方ですが………若々しい方ですがどことなく”覇気”を感じました。それと夫妻揃って帯剣している所を見ると、武の腕に相当の自信があるようにも感じられました。」
「へっ!?王様とお妃様なのに武器を装備しているの!?」
「ふむ。両親達があれだけ強いのだから、その子供達が強くてもおかしくはないか。」
「さすがは”大陸最強”を誇る国の王と妃と言ったところかな。」
「そうですね………さすがは”剣皇”と謳われるリウイ皇帝陛下のご子息とご息女ですね………プリネさんやリフィアさんのように武の腕も相当なのでしょうね………」
女王の話を聞き、シルヴァン達が武器を装備している事にエステルは驚き、ジンやオリビエ、クロ―ゼは納得した。
「ご歓談中ですが、失礼します……」
その時ヒルダが戻って来た。
「ヒルダ夫人。シルヴァン陛下達はなんと?」
戻って来たヒルダに女王は尋ねた。
「はい。最初は乗り気でないご様子でしたが、みなさんの名前――エステルさんの名前を出しますと陛下達はぜひにと、エステルさんに会う事を希望されました。」
「へっ!?な、なんでメンフィルの王様とお妃様があたしなんかに会いたいの!?」
ヒルダの話を聞いたエステルは驚いて尋ねた。
「フフ………正遊撃士になる為の旅でリフィアさんとプリネさんがお世話になったから親として………兄姉として挨拶をしておきたいのかもしれませんね。」
「あ、なるほど。………それにしてもリフィアの両親か。………うん、なんだか会うのが楽しみになって来たわ!………それじゃあ、女王様。あたし達はこれで失礼します。」
「はい。………クロ―ディア。陛下達に失礼のないようにね。」
「はい、お祖母様。」
そしてエステル達はヒルダの案内によって、シルヴァン達が滞在しているグランセル城の離宮に向かった………
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