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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜英雄達の大粛清〜後篇(5章終了)
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そしてプリネが公表した書状によって”帝国解放戦線”との繋がりの疑惑がもたれた”カイエン公爵家”の当主であるカイエン公爵は必死に否定し、ユーゲント皇帝が出した条件―――オズボーン宰相を中心とした”革命派”に対して”通商会議”で判明したオズボーン宰相のスキャンダルについてこれ以上責任を追及しない事と”カイエン公爵家”が各国への賠償金を支払う事を条件にテロリスト達との繋がりがある容疑者から外される事となり、各国に莫大な賠償金を払った影響によって”カイエン公爵家”は公爵家が今まで溜めていた莫大な財産のおよそ7割を失う羽目になった。



莫大な財産を失ったカイエン公爵は”カイエン公爵家”が治めるラマール州全てに重税を負わせて民達の生活を圧迫し、その事が原因でラマール州に住む多くの民達に加えて中立派のエレボニア帝国貴族までもが他国やメンフィル帝国に亡命するという事態が起こり、その事態を重く見たユーゲント皇帝の勅命によって税金は元通りにする羽目になると共に一ヶ月の謹慎を命じられ、更には亡命によってラマール州全土に住んでいたおよそ3割の民を失う羽目となった。



貴族派、革命派の両者が共に深刻なダメージを受けた中、オズボーン宰相のスキャンダルが判明した後その場でリフィア達―――メンフィル帝国に謝罪、そして直接交渉してエレボニア帝国の誇りを守ると共にエレボニア帝国側の賠償を弱め、メンフィル皇家と友好な関係である事を公の場で示したオリヴァルト皇子は市民からの支持を一気に高め、政治的な立場としても有利な立場へとなると同時に自らの勢力を増やし続けた。



そしてテロリスト達の襲撃に加えて二大国の思惑を事前に察知し、見事クロスベルを守りきったヴァイスハイトとギュランドロスは市民達から”クロスベルの真の守護者”であるアリオスをも越える”クロスベルの二大英雄”と称えられ始め、さらに彼らに協力を要請したメンフィル帝国も市民達から好意的な目線で見られる事となり、今回のメンフィルと協力したクロスベルの大反撃によってエレボニア、カルバードのクロスベルへの干渉は非常に弱くなり、その結果両国の出身である外国人が起こした犯罪の罰則が厳しくなると共にクロスベルから徴収できる税率が大幅に下げる事となった。



なお、今回の件にてプリネ皇女の命を脅かした”黒月”を雇ったカルバード共和国はメンフィル帝国に”賠償金”としてヴォルフ砦に隣接する領地を贈与する事となり、メンフィル帝国はさらに国力を増やした。



また、今回の大波乱を考えた全ての黒幕であるルファディエルは自分の狙い通り、ヴァイス達がテロリスト達の行動を全て推測し、今回の大波乱を企んだ主格であると事情を知らないエレボニア帝国、カルバード共和国、レミフェリア公国に誤認させる事ができ、自身の
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