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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜英雄達の大粛清〜後篇(5章終了)
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、先程のオズボーン宰相閣下の発言を聞かれて理解できたでしょう?オズボーン宰相閣下の先程の発言でこの映像の内容が合成によって作られた偽物の映像ではなく”本物”である事が証明された事が。しかもオズボーン宰相閣下は我々クロスベル警備隊と非公式とは言え”約定を結んだ”にも関わらず、その約定を反故してクロスベル警備隊に干渉しようとしていたんですよ?」
そしてルイーネは微笑みながら周囲の人物達を見回して問いかけ
「宰相閣下!何故、先程の演習を秘密裏に処理してそのような約定を結んだ上、このような
公
(
おおやけ
)
な場で反故されたのですか!?」
ルイーネの問いかけを切っ掛けにエレボニア側のマスコミは真剣な表情でオズボーン宰相を見つめて叫び
「(フッ、ここに関しては打ち合わせになかったがボクも流れに乗らせてもらおう……!)―――どういうことだ、オズボーン宰相!先程の映像に映っていた合同演習や約定の話等、私―――――いや、エレボニア皇家であるアルノール家も初耳だぞ!?」
「グッ…………!」
(クソッ!完全に嵌められちまった……!オッサンも混乱のあまり、あんな単純な誘導尋問にまで引っかかるなんて何をやっているんだよ……!)
更に再び机を拳で叩いて怒りの表情になったオリヴァルト皇子にも睨まれたオズボーン宰相は唇を噛みしめて唸り、レクターは厳しい表情で黙り込んだ。
「それと今回のテロリスト達の襲撃の件ですが……―――我々クロスベル警備隊、警察共に襲撃から逃走ルートの確保まで全て予測し、対処を取っておりました。」
「ええっ!?」
「!?」
「馬鹿なっ!?」
ルイーネの説明を聞いたクローディア姫は驚き、キリカ補佐官とロックスミス大統領はその場にいるメンフィル帝国の関係者以外の全員と共に信じられない表情をした。
「―――我々が持つ独自の情報網でテロリスト達が”通商会議”に仕掛ける可能性が非常に高いという情報が入った為、今回はこのような警備体制を敷いたのです。」
「皆様もご存知の通り我々クロスベル警備隊は飛行艇は所持できません。その為、空からの襲撃に対しては対空レーダー設備で対処するしかありませんが、ハッキングまたは飛行艇の砲撃によって破壊された際の対処法はありません。その為、”あえてテロリスト達をタワー内に侵入させたのです。”」
「「なっ!?」」
「ちょ、ちょっと待ってください!もしそれで万が一、各国のVIP達の身に何かあればどう責任を取るつもりだったんですか!?」
ヴァイスとルイーネの説明を聞いたディーター市長とマクダエル議長は驚き、グレイスは信じられない表情で尋ねた。
「フフ、それは大丈夫です。私達はそうならないように対策も全て取りましたので。―――その
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