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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜英雄達の大粛清〜中篇
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続くように懐から書状を取り出したヴァイスはイアンに視線を向け

「た、確かに適用されますな………」

ヴァイスの問いかけにイアンは戸惑いの表情で答えた。



「ふざけるなっ!これは冤罪だ!そのような事実、全てメンフィルと遊撃士協会が作った絵空事だろうが!」

するとその時ロックスミス大統領は怒りの表情で怒鳴った。

「あら。ならば、どうするおつもりなのですか?まさか”不戦条約”を提言したリベールと同盟を組んでいる我々メンフィルを疑い、剣を交わすおつもりなのですか?」

「それと勘違いしているようだが、俺は遊撃士ではない。―――俺はレウィニア神権国の客将だ。今回”休暇中”の所、急遽メンフィルと”傭兵”としての契約を結んだだけだ。俺がレウィニアの客将である事はメンフィル帝国や”ブレイサーロード”が証明してくれる。」

するとレンは上品な微笑みを浮かべた後凶悪な笑みを浮かべて尋ね、さらに続くようにセリカは静かな表情で説明を続け

「大統領閣下!まさかメンフィル帝国に宣戦布告するおつもりなのですか!?」

「宰相閣下!まさかエレボニア帝国政府も同じ考えなのですか!?」

レンの話を聞いたカルバードとエレボニアから派遣されているマスコミは真剣な表情でそれぞれ叫んだ。



「なっ……!?リ、リフィア殿下……レン姫……メンフィルはまさか二大国と戦争をするつもりなのですか………!?(も、もしかしてこれも全てルファディエルさんが!?)」

「……何という事を………下手をすれば世界中が混乱してしまいますぞ……!?」

「………………………(ま、まさかこうなるよう全て仕組んだのもあの天使なのか!?)」

「!!!」

「クッ……………!(プリネ姫が”Z組”の”特別実習”で”特務支援課”と共に行動していた狙いは”黒月”の冤罪を作る為だったのね……!想定外だわ………まさかメンフィルがクロスベルとオリヴァルト皇子と協力して大統領や鉄血宰相の失脚を狙って、ここまでしてくるなんて……!一体誰がこれ程の大それた事を考えたの……!?)」

一方クローディア姫は驚いた後表情を青褪めさせて身体を震わせながら一瞬不敵な笑みを浮かべているルファディエルに視線を向けた後リフィア達を見つめ、ユリア准佐は信じられない表情でルファディエルを見つめ、アルバート大公は信じられない表情をし、ロックスミス大統領は目を見開き、キリカ補佐官は内心混乱しながら唇を噛みしめた。



「―――それとオズボーン宰相閣下、ロックスミス大統領閣下。確かお二方は安全保障の件でクロスベル自治州――いえ、我々クロスベル警備隊が”役立たず”の為、大幅な縮小、そしてそれぞれの軍を駐留させる事を提案なされていましたよね?」

「………………」


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