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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜英雄達の大粛清〜前篇
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院への留学の件を考えると、とても信義にもとるやり方であり、両国の溝を広げる行動だと思われるのですが。」

睨まれたオズボーン宰相は慌てた表情で答えた後、気を取り直してロイド達と共にいるプリネに一瞬視線を向けた後リフィアを見つめて尋ねた。



「フン、そんな事か。両帝国間の関係を友好へと繋ぐ懸け橋となる我が妹プリネを含めた3名の留学を提案したオリヴァルト皇子には前もって話してある。よって、貴様らエレボニア帝国政府に前もって説明する必要はない。」

「!!!……殿下、今の話は事実ですか?もし事実だとしたら何故今まで黙ってらっしゃったのですか?」

鼻を鳴らして不愉快そうな表情で答えたリフィアの説明を聞いたオズボーン宰相は目を見開いた後、厳しい表情でオリヴァルト皇子を見つめ

「ああ、事実だ。―――そして黙っていた理由は父上――――ユーゲント皇帝陛下の為に身を粉にして働いていた君がそのような暴挙をするような人物ではないと信じていたからだよ。―――見損なったよ、宰相殿。まさか”赤い星座”が”リベールの異変”に関わったという事実を承知していながら、彼らを雇うとは。例え国際犯罪組織認定されていなくても、そのような凶悪な猟兵団を帝国政府が雇う等常識的に考えれば、絶対にあり得ない事だよ。」

「それと貴様らエレボニア帝国政府は”百日戦役”の”真実”を隠したという”空の女神(エイドス)”も許し難い罪深き”前科”があるから、メンフィル帝国としてもそのような信用ならない連中に前もって知らせる義理はないと判断したまでだ。そしてその”真実”はそこにいる我が妹、プリネの守護者の一人であるレオンハルト少佐が知っているといえば、わかるだろう?」

見つめられたオリヴァルト皇子は頷いた後目を細めてオズボーン宰相を睨み、リフィアは説明を続けた後ロイド達と共にいるレーヴェに視線を向け

「フン。――――お望みとあらば、この場で全て説明させてもらうぞ?貴様らエレボニア帝国政府の愚行を世界に知らしめるいい機会だしな。」

リフィアの言葉に続くようにレーヴェはロイド達の前に出てオズボーン宰相を見つめて嘲笑した後マスコミに視線を向けながら口元に笑みを浮かべて答えた。



「なっ!?―――宰相閣下!エレボニア帝国政府が”百日戦役”の”真実”を隠したとはどういうことですか!?」

「リベールにとっても他人事ではないわ!一体どんな真実が……!?」

「レオンハルト少佐!詳細な説明をお願いします!」

一方リフィアとレーヴェの話を聞いたロイド達の背後にいたエレボニアから派遣されているマスコミは驚きの表情で叫び、さらにリベールから派遣されているマスコミは信じられない表情をし、グレイスはレーヴェを見つめて叫び

(なあっ!?ここで”ハーメル”の
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