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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第144話
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全て塵となるがいい!エーテルストライク!!」

レシェンテが膨大な魔力エネルギーの球体をツァオとラウが倒れている場所に向かって放ち、球体に呑みこまれた2人はすざましい爆発の連鎖に呑みこまれ、爆発が収まると2人がいた場所には塵すら残っていなかった!



「あまりにもあっけない最後だな。」

「そうね……」

ツァオ達の消滅を見守っていたレーヴェの言葉にプリネは静かな表情で頷いた。

「―――こちらルファディエル。ええ………ええ……!わかったわ、本人に伝えておくわね。―――先程、局長達も赤い星座を制圧したそうだけど……―――プリネ姫。局長が後で貴女に渡したい物があるそうよ?」

「え……わ、私にですか?一体何を……」

ヴァイスとの通信を終えたルファディエルに視線を向けられたプリネは戸惑いの表情をした。



「局長の話では自害した敵幹部の死体を調べた所、”四大名門”の一つ―――”カイエン公爵家”の当主の印籠が押されてある書状―――帝国側のテロリスト達の身を保証するような内容が書かれてある書状を見つけたそうよ。」

「なっ!?まさか”帝国解放戦線”の背後には”貴族派”が……!」

「―――なるほど。”鉄血宰相”を抹殺したいという利害が一致しているからこそ、”貴族派”は奴等を支援しているのか。」

ルファディエルの説明を聞いたプリネは驚き、レーヴェは目を細めた。



「プリネ姫―――メンフィル帝国には今回の私の”策”に乗って頂いた感謝の気持ちとして、そちらの書状を差し上げるわ。エレボニア帝国との外交に使うかもしくは世界中に公表するのかはプリネ姫―――いえ、メンフィル帝国にお任せするわ。」

「―――そうは言うが実際は”貴族派”の敵対心を自分達に向けない為に渡すのではないか?」

ルファディエルの申し出を聞いてある事を察したレーヴェは静かな表情で問いかけ

「そうだとしても、エレボニア帝国に対して外交に有利なカードを手に入れられる事はメンフィル帝国にとっては美味しい話だし、私達にとっても不必要な敵を作る事もないから、双方にとって美味しい話でしょう?」

「……………………」

「……………わかりました。ありがたく受け取らせて頂きます。―――お父様ですか?実は――――」

ルファディエルの答えを聞いたレーヴェは黙り込み、プリネは頷いた後”古代遺物(アーティファクト)”を元にメンフィル帝国が開発した特殊な通信器でリウイと通信し始めた。



「これは一体……」

するとその時ダドリーと共に現れたアリオスは周囲の惨状を見て驚き

「なっ!?テロリストどころか、”黒月”の構成員まで……!――――ルファディエル!これは一体どういう事だ!?」

地面に倒れて気絶し
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