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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第144話
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後々赤い星座より厄介な存在になるでしょうしね。本音を言えば”鉄血宰相”やロックスミス大統領、赤い星座―――特に”赤の戦鬼”や”血染め”も消しておきたい所だけど、さすがに私達が消すのは問題があるだろうし、鉄血宰相を消すのはさすがに難しいわ。私ができるのは彼に向けられる民衆達の支持率の圧倒的な低下や彼の味方を減らす事ぐらいね。後は彼に敵対する”貴族派”が潰し合ってくれるだろうしね。それにロックスミス大統領は今回の策が全て成功したら、勝手に自滅する上2度と大統領に就任できないわ。」
ツァオの言葉を聞いたルファディエルは口元に笑みを浮かべてとんでもない事を言った!
「なっ……!?」
「ま、まさか……!」
ルファディエルの言葉を聞いたラウが驚き、ツァオが表情を歪めたその時!
「フフ、やはり持っていたわね。」
「!!それをどうするつもりですか……!?」
ルファディエルはツァオに近づいてツァオの懐を探って共和国公認の逮捕委任状を見つけて口元に笑みを浮かべ、それを見たツァオが驚くと
「―――レシェンテ、もういいわよ。事前に話した通り、証拠も残さず全て消し飛ばして頂戴。」
「うむ、任せておけ!これで貴様らは用済みじゃ!我が魔力によって消え去るがよい!愚か者達よ!」
ルファディエルが呟き、いつの間にか膨大な魔力エネルギーの球体を頭上に作ったレシェンテが口元に笑みを浮かべて言い
「――――ああ、そうそう。”冥き途”への土産に教えてあげるわ。カルバードは今回の件でメンフィルにアルタイル市もしくはリベールのヴォルフ砦に隣接している領地を差し出す事になり、さらに黒月と全面戦争する事になり、国中は大混乱するでしょうね。………フフ、怨霊となって化けて出ない事ね。その時は転生もさせないよう、魂ごと浄化してあげるわ。」
「フフ、ナベリウスに近い内に一端中間報告をする為に戻ると伝えておいてください。……あ、もし”冥き途”への道がわからなかったら遠慮なく私の所に来てください。その時は貴方達へのせめてもの手向けに”冥き途”への道案内をさせてもらいますから。後、”冥き途”ではちゃんと順番を守って門の中へと入って下さいね?でないと新たな生を受けられませんよ?」
ツァオから離れたルファディエルは不敵な笑みを浮かべ、リタは可愛らしい微笑みを浮かべながらツァオ達を見つめながら言い
「ツァオ様!お逃げ下さい!」
ラウは悲痛な表情で声を上げ
「おのれ―――――――――!数々の知略で今の地位へと這い上がり、黒月の長老たちから恐れられるこの”白蘭竜”が!こんな異郷な地で他人の手のひらでまんまと踊り、利用された挙句、果てるというのですかっ!!」
ツァオが怒りの表情で叫んだその時!
「
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