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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜二大国の想定外〜後篇
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った!
「おのれ……!かくなる上は……!ガアアアアアアッ!?ゴフッ!?」
周囲の惨状を見たギデオンは唇を噛みしめて自身が持っている銃で自害を試みようとしたが、突如銃を持つ残りの片腕が切り落とされた後胸が熱くなった瞬間口から血を吐いた!
「うふふ、ギュランドロス様の”覇道”を邪魔しようとした愚か者に自殺だなんて、そんな生温い”死”を許す訳がないでしょう?」
「ぎ、ぎざま……!」
一瞬の早業でギデオンの残りの片腕を切り落とした後ギデオンの心臓を貫いたルイーネは微笑み、ギデオンは自身の心臓を貫いたルイーネを憎々しげに睨んだが
「ああそうそう。冥途の土産に良い事を教えてあげるわ。今回の貴方達の襲撃から逃走ルートまで、”全て”私達は予測して対策を取っていたから、貴方達はまんまと私達の掌の上で踊っていたのよ?」
「馬鹿なっ!?い……一体どこで計画が漏れ……ガハッ!?」
微笑みながら答えたルイーネの話を聞いて信じられない表情をしたが再び口から大量の血を吐き
「それと貴方は私達に追い詰められて、隠し持っていた爆弾で自爆した事にしてあげるから、安心してね?その方が私達にとっても都合がいいし、貴方達にとっても都合がいいでしょう?」
そしてルイーネはギデオンからレイピアを抜いた後微笑みながらレイピアで薙ぎ払い攻撃を放ち
「む、無念……」
何もできないギデオンは襲い掛かるレイピアを悔しそうな表情で見つめながら首を刈り取られ、絶命した!
「やれやれ……相変わらずおっかないな、お前の妻は。」
「ガッハハハハハッ!俺はルイーネのそんな所が気に行ってるんだぜぇ?」
その様子を見守っていたヴァイスは冷や汗をかいて豪快に笑っているギュランドロスを見つめ
「……あら。ヴァイスさん、ギュランドロス様。予想外の戦利品が見つかりましたよ。」
「ほう?」
「一体何だ?」
ギデオンの死体の懐を探って何かを見つけたルイーネの言葉を聞いて二人とも興味ありげな表情をした。
「―――”四大名門”の一つ、”カイエン公爵家”の当主の印籠が押されてある書状です。この書状の内容を読む限り、どうやら”領邦軍”に接触する際の証明書のようですよ?」
「……という事はテロリスト達のバックにはエレボニア帝国の貴族がいるようですね。」
「まあ、飛行艇とかも所持しているんだから、権力を持つ人物がバックにいるとは思ったけど、まさかそんな大物がいるとはね。」
ルイーネの答えを聞いたアルは考え込み、エルファティシアは静かな表情で呟き
「罪なき者達を亡き者にしようとした愚か者を支持する人として恥さらしな者、いつかメティが裁きを与えてくれる!」
メティサーナは怒りの表
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