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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1320話
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撃を受けたが、結局それは相手の攻撃が始まる前にニーズヘッグで攻撃を仕掛けた為にナデシコは無傷で潜り抜けた。
 エステバリスも戦闘に参加していない以上、修理とか調整とか整備はする必要がないだろう。
 ユートピアコロニーに向かう為にテンカワとヤマダがエステバリスを使ったが、それだって戦闘はなく移動だけだったんだから整備もすぐ終わるだろうし。
 ネルガルの研究所を使えるようにするという仕事はありそうに思えるが、ナデシコの整備員という事で生き残りの方から拒絶した可能性もある、か。
 ともあれ、整備員達が牽制している中で俺達はルリ達のいるテーブルへと向かう。
 そうなれば当然周囲の者達も俺の存在に気が付く。
 特に俺の側にいるコーネリアとスレイの2人は、この世界の基準で見てもすこぶる付きの美人だしな。
 で、その美人を連れているのが誰なのかと視線を向ければ、そこにいるのは見覚えのある俺な訳で……当然の如く嫉妬の視線に晒される事になる。

「誰だよ、あの美人2人。物凄くいい女だぞ」
「アクセル……この恨み、嫉妬、憎悪! 藁人形に!」
「うわ、本当にいい女だな。くっそぉ。妬ましい」
「どこであんな美人を引っ掛けてくるんだろうな」
「他の世界と関係があるとか言ってたから、多分その辺が関係しているんだろう。……羨ましい」
「何て言ったっけ。そうそう、シャドウミラー。俺もそのシャドウミラーに入りたいな。そうすれば俺にも美人の彼女が出来るチャンスが」
「あ、それいいな。……ただ。向こうが受け入れてくれるかどうかだよな。実際火星の生き残りはシャドウミラーとして受け入れては貰えなかったんだろ?」
「シャドウミラーかぁ……出来れば俺達も入りたいよな。アクセルの代わりに来ていた美人を見たか?」
「ああ、神楽坂明日菜とかいう。あの子も美人だよなぁ」
「だろ? だとすれば、俺達にもチャンスが……」

 そんな声があちらこちらから聞こえてくる。
 本人達は小声で話しているつもりなんだろうが、残念ながら混沌精霊の俺にとっては普通に聞こえる程度の小声でしかない。
 まぁ、だからと言ってここで何を言うつもりもないけどな。
 何しろ、言われてる内容には多少の誇張はあれども、基本的に全て事実だし。

「ルリルリ、久しぶり。元気にしてた?」
「久しぶり、ですか? 昨日も会ったと思うんですけど」

 ハルカの言葉にそう返すルリだったが、言葉では文句を言いながらも、表情に棘はない。
 いや、基本的に無表情のルリだが、それでも相手にチクリとした嫌味を言う時は微かにではあるが表情を変える事がないでもないんだよな。
 それがないという事は、何だかんだと言いつつもハルカに構われるのは嬉しいのだろう。

「それで、アクセル。そっちの2人は……誰なんだ? ナ
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