220
[8]前話 [2]次話
想いても
叶わぬ恋に
見上げしは
葉桜滲む
春半ばかな
愛しく想い、共に在りたいと切に望んでも…それは叶わぬ願い…。
寂しくうつろいゆく時に見上げれば、緑の葉を繁らせた桜が…ただただ風に揺れていた…。
なぜか滲んだように見えたのは…空が雨雲に覆われているからか、はたまた私の瞳が潤んだのか…。
ここにはいない彼を想う、静かなる春の半ば…。
心あらず
恋しき君の
影もなく
虚したりける
今日も明日も
彼の心があるわけではない…彼の姿があるわけでもない…。
私は独り…待つしか出来ないこの世界で、何をしたら良いのだろうか…。
きっと…それは延々と続いてゆくのだろう…。
今日を乗り越えたとしても…明日も同じことの繰り返しなのだから…。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ